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メールマーケティングとは何か?基礎知識や開始ステップ・メリットを解説!

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メールマーケティングとは何か?基礎知識や開始ステップ・メリットを解説!

メールマーケティングとはどのようなものなのか、正確に理解できている方は実はそれほど多くありません。メールを配信するだけですぐ利益につながると期待しているのなら、認識が不十分な可能性があります。メールだけで成果を上げるには、データを活かして都度改善していくことが求められます。
本記事では、メールマーケティングの概要やメリット・デメリット、具体的な種類など、メールマーケティングについて徹底解説します。

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目次

    メールマーケティングとは?

    メールマーケティングとは、文字通り「メール」を使ってマーケティングの成果向上をはかる方法です。まだメールマーケティングを始めていない人でも、どのような施策なのかは比較的イメージしやすいのではないでしょうか。
    とはいえ、「メルマガの運用方法」と「メールマーケティングの運用方法」は異なっています。もしかすると、今思い浮かべたイメージはメールマーケティングではなくメルマガの運用方法かもしれません。

    関連記事はこちらメルマガとは?10分でメルマガを説明できるようになる基礎講座

    メルマガとの違い

    メルマガは「メールマガジン」を略した言葉で、メルマガ読者として登録した顧客に対してメールを一斉送信します。メルマガの目的は、顧客に情報を届けることに対して、メールマーケティングの目的は顧客に行動を起こしてもらうことです。

    メルマガ メールマーケティング
    目的 情報を届けること 態度変容を起こすこと
    必要なスキル 文章力・デザイン力 分析力
    リストで重要なのは
    得られる効果 ファン化 売上向上
    成果がでるまでの期間 長期 短期

    目的が異なるため、情報の届け方も異なります。
    メルマガは情報を届けられれば良いので、すべての顧客に対して同じ内容を一斉送信します。しかし、メールマーケティングは顧客に行動を起こしてもらいたいので、顧客の属性などでリストを分けて配信する内容を変えます。

    前述のとおり、メールマーケティングは「メールを活用したマーケティング全般」のことを指しています。
    SNSの台頭などにより情報を集める方法は多様化しましたが、コミュニケーションツールとしてメールの有用性はいまだ健在です。特にBtoB企業では、メールを中心にコミュニケーションが行われるため効果的な方法といえます。

    メールマーケティングは、製品やサービスの購入といった行動を起こしてもらうことを目的に、顧客のこれまでの行動や属性に応じて配信内容を変え、顧客の検討確度を引き上げていくため、「リードナーチャリング」の要素が強くなります。
    具体的には、「商品・サービスをすぐに利用するつもりはないものの、興味は抱いている」という潜在顧客に対して継続的にアプローチを行い、購入意欲を高めて受注につなげることを目指します。潜在顧客の関心度はメールの反応状況や訪問状況で確認できるので、ここぞというタイミングで商談を持ちかけることで成果につながります。

    関連記事はこちらメルマガとは?10分でメルマガを説明できるようになる基礎講座

    メールマーケティングが重要である理由

    現代のマーケティング活動においてなぜメールマーケティングが重要な立ち位置を占めているのか、その理由を解説します。

    今メールマーケティングが必要な理由

    近年ではSNSが主流となりつつある中で、30代以上の働き世代では平日のメール利用がSNSとほぼ同等であり、40代以上ではメールの利用率の方が高い傾向にあります。社内ではチャットツールが増えつつも、社外とのコミュニケーションにおいては未だにメールが主流です。

    つまりメールマーケティングは、ターゲットに最も身近なメディアであるメールを通じて多くの見込み顧客にコンテンツを届けることができるため、有益なマーケティング施策の1つとなります。

    また、施策を実行する側も日常的に使用しているメールは、他の施策と比較して実行のハードルが低いと言えます。

    メールの利用者は増加し続けている

    現代において、メールはコミュニケーションツールとして非常に重要な地位を占めています。SNSなど気軽に連絡を取り合えるサービスは次々と開発されており、時には「メールは既に時代遅れのツールだ」と称される場合も少なくありません。
    しかし、実際にはメールを利用するユーザーは増加し続けています。博報堂生活総研が2年に1回行っている「生活定点2020集計表」によれば、メールアドレスを所有している人は全ての年代を総合して79.0%にのぼっており、前回(2018年)の調査から3.6%上昇しています。

    ビジネスの世界でメールマーケティングはポピュラーな手法であり、メールをいかに上手く活用するかで企業の売上を大きく左右するといっても過言ではありません。

    顧客と継続的にコミュニケーションを取れる

    メールマーケティングを活用することによって、顧客と継続的にコミュニケーションを取ることができるというメリットがあります。

    顧客の検討段階には複数あり、「自社の商品を認知しているが、今すぐ購入しようとは思っていない」「興味はあるが、競合他社と比較・検討している最中である」「具体的に購入を検討している」などさまざまです。そのため、継続的にコミュニケーションを取ることで顧客の現在の検討段階を見極め、適切な情報を提供して次の検討段階に引き上げるための施策が重要です。
    継続的なコミュニケーションを絶やしてしまった場合、適切なタイミングで情報提供ができず、競合他社に流れたり検討を打ち切られたりする可能性も考えられます。

    メールは直接訪問することなく定期的に顧客との接点をもつことができるツールであり、このことからメールマーケティングが重視されています。

    関連記事はこちら率的なBtoBメールマーケティングの設計と考え方とは?

    メールマーケティングのメリット

    メールマーケティングのメリット

    メールマーケティングを始めるメリットにはさまざまなものがあります。ここでは、代表的な3つのメリットをご紹介します。

    メールマーケティングを始めるメリット

    コストが低く始めやすい

    マーケティング施策は多種多様で、Webやマスメディアへの広告出稿や動画公開、展示会やセミナー開催などさまざまなアプローチがあります。しかしこれらはある程度のコストがかかるため、十分な予算がない企業にとっては満足のいくマーケティングを行えない可能性もあります。

    メールならこれらのコストが膨らみやすい施策と比べ、比較的低コストで始められるというメリットがあります。パソコンとメールアドレス、インターネットに接続できる環境があればすぐに取り組める手軽さも魅力です。

    投資対効果が高い

    メールマーケティングは希望者が自ら読者として会員登録しているユーザーや、既に自社の商品・サービスに興味をもっているユーザーを対象としています。そのため不特定多数に情報を発信するチラシやDMのようなマーケティング施策よりも高い成果を期待でき、投資対効果が高いことが特徴です。

    さらに、自社のメディアやWebサイトなどで反応の良かった記事をメールマーケティングに流用することで、コストを抑えながら優良なコンテンツを作ることも可能です。

    効果測定をしやすい

    メールマーケティングは開封率やクリック率などユーザーのリアクションを数値で確認できるため、効果測定を行いやすいこともメリットのひとつです。

    従来のメルマガではユーザーの属性や特徴にあわせたメールを送信するのではなく、全ての読者に対して同じ内容のメールを一斉送信していました。しかしメールマーケティングでは、既にお伝えしたようにユーザーにあわせた情報を分析・把握した上で興味をもちやすい情報を発信できるため、より効果的にアプローチできます。
    ターゲットにあわせたメールを送信した上で、そのメールに対するリアクションを分析し、どのような効果がみられたかを簡単に分析・改善することが可能です。

    メールマーケティングのデメリット

    メールマーケティングには数多くのメリットがありますが、一方でいくつかのデメリットも存在します。ここでは、3つのデメリットをご紹介します。

    メールマーケティングのデメリット

    人的なリソースが必要になる

    メールマーケティングはリードナーチャリングを目的としていることから、継続的にユーザーとコミュニケーションを取ることが求められます。ユーザーに興味をもってもらうためには有用なコンテンツを発信し続けることになるため、コンテンツ制作のための人的リソースが必要になるというデメリットがあります。

    十分なリソースを確保できるのであれば問題ありませんが、メールマーケティングが負担になって基幹業務に必要なリソースを割けなくなり、業務効率の低下や売上悪化につながるのでは意味がありません。
    メールマーケティングを行う際は、運用負担を考慮した規模で運用する必要があります。

    常にユーザー動向を追わなければならない

    メールマーケティングを行う際は、魅力的なコンテンツを制作する必要があるため常にユーザーの動向を把握することが求められます。しかしユーザーの趣味嗜好やトレンドを把握しながらさまざまな変化に対応しつつ運用することには、大きな負担がともないます。

    それだけでなく、実際に配信したメールに対するユーザーのリアクションを分析した上で、より効果的なメールマーケティングを行えるようにステップメールを再設定するなど、定期的なコンテンツの見直しも必要です。
    日々の業務とメールマーケティングを同時に行えるかどうか、慎重に判断しなければなりません。

    コストはゼロではない

    メリットの項で「コストを抑えて運用できる」とお伝えしましたが、運用コストを完全にゼロにすることは残念ながらできません。
    メールマーケティングを行うためには担当者を配置する必要があり、少なからず人件費が発生します。加えて、効率的なメールマーケティング運用のためにツールの導入などを行うのであれば、さらに初期費用や月額費用などの運用コストがかかります。

    メールマーケティングの種類

    一口にメールマーケティングといっても、その種類はさまざまです。ここでは、メールマーケティングの4つの種類をご紹介します。

    メールマーケティングの種類

    ステップメール

    ステップメールとは、ユーザーが資料請求や商品を購入した日を起点とし、あらかじめ作成した複数のメールを順番どおりに配信する手法です。
    例えばユーザーが新規会員登録を行った際に、「サービス内容を紹介するメール」→「サービスの利用方法をまとめたメール」→「サービス資料をダウンロードできるメール」といった順番で送信するイメージです。

    ステップメールを活用することによって、段階的にユーザーの興味・関心を引き上げることが可能になり、スムーズに購入へと結びつける効果が期待できます。最近では、ツールの利用によって事前に設定したシナリオに沿って自動的にステップメールを配信することも可能となっています。

    関連記事はこちらステップメールを始めたい方必見!配信システム選びのポイントをご紹介

    関連記事はこちらステップメールって何?メルマガとの違いと、成功の秘訣を徹底解説!!

    リターゲティングメール

    メールマーケティングの基本として、性別や年齢といった属性を考慮してターゲットを設定する手法があります。しかし、なかにはターゲット設定だけでは思うような成果を得られないケースもあります。

    このような課題の解決策となるのが、リターゲティングメールです。リターゲティングメールは「ユーザーの行動を追跡してアプローチする手法」であり、ユーザーが少し前にWebサイトで閲覧していた商品のおすすめメールを送信するなどのアプローチを自動的に実行できます。
    Web広告などでよく使われている手法ですが、メールで活用することによってユーザーの能動的な動きに対してもっとも効果的なアプローチが可能となり、高い効果を期待できます。

    関連記事はこちら見込み客を育成できる!リターゲティングメールの概要と活用方法

    休眠顧客発掘メール

    休眠顧客とは、以前は商談を行っていたものの案件が成約に結びつかずに失注してしまい、その後フォローされないままになっている顧客のことです。
    休眠顧客には定期的にメールや電話で連絡するなど、適切なフォローを続けることで新たな契約につながるケースも少なくありません。アクションがない、つまり眠っている顧客との関係を再び活性化させる取り組みなので、「休眠顧客を発掘する」などと表現されます。

    休眠顧客と適切な距離感で関係性を再度構築するには、休眠顧客発掘メールが有効です。状況確認などの近況を尋ねるメールを送信するだけなので、工数やコストをかけずに手軽に取り組めます。
    関係性が途切れて休眠顧客にならないように持続的にメールを送り、取引先とのつながりを維持する施策を行う場合もあります。

    メールマガジン(メルマガ)

    メールマガジンとは、冒頭のメールマーケティングとの違いでもお伝えしたように、「読者登録を行ったユーザーに対して一斉送信するメール」のことです。
    メールマーケティングと同様に自社の商品やキャンペーンの情報、役立つコラムなどを配信してリードナーチャリングを行うことを目的としていますが、一斉送信を行うという性質上、全てのユーザーが高い興味・関心をもつようなメールを送ることは難しいというデメリットもあります。

    関連記事はこちらメールマガジンの運用に効果的なメール配信サービスの仕組みとは?

    関連記事はこちらメールマーケティングは古い?市場の動向でわかるメルマガの有効性

    メールマーケティングの始め方・配信の流れ

    メールマーケティングを実際に始める際は、どのように取り組めば良いのでしょうか。ここでは、具体的な始め方や配信の流れについて解説します。

    STEP1:KPI・KGI設計

    メールマーケティングを行う際は、「メールマーケティングでどのような成果を達成したいのか」を意識することが大切です。メールマーケティングの目標設定においてキーワードとなるのが「KGI」と「KPI」です。

    KGIとは経営目標達成指標のことで、企業の達成目的を決める際に何をもってゴールとするのかを定める指標のことです。
    この指標は「売上をあげる」「顧客数を増やす」など漠然としたものではなく、「ひと月で売上80万」などの具体的な数値を含んだ指標である必要があります。そして、このKGIにつながる指標として設定するのがKPIです。KPIは最終目標のKGIを達成するために行う具体的な施策を逆算して設定する、主要業績評価指標のことを指しています。
    メールマーケティングでいえば、売上やコンバージョン数などのKGIに対して設定するのが開封率やクリック率などのKPIです。

    関連記事はこちらメルマガを利用したマーケティングにおけるKPIの指標とは?

    STEP2:ペルソナ設計

    メールマーケティングにおけるKGIを達成する際に有効なのが「ペルソナ設計」です。 ペルソナとは「象徴的な顧客像」のことを指しており、ペルソナ設計では自社の商品やサービスを求めている人を具体的に想定し、氏名、性別、役職、趣味などの詳細なプロフィールまで設定した顧客像を作り上げます。
    ペルソナ設計は進歩したメール配信の効果測定やセグメントメールなどの機能により、さらに精度の高い顧客へのアプローチが必要になったことから導入されるようになりました。

    ペルソナを設定することにより、どのようなターゲットが自社の商品やサービスを購入するのかが可視化されるため、KGI達成のためにどのようなアクションを起こさなければならないのかが明確になります。

    STEP3:配信リストの準備

    ペルソナ設計が完了したら、メールを配信するリストを準備します。自社に存在する顧客情報を取りまとめて、メールアドレスを一元管理できる体制を整えましょう。
    営業担当が交換した名刺や展示会・セミナーで入手した名刺、メルマガに登録している会員など、顧客情報はさまざまな場所に散らばっているため、あらかじめ一箇所に集約することが大切です。

    STEP4:メール文面の作成

    配信先が決まったら、ターゲットにあわせたメール文面の作成に移ります。メールマーケティングではターゲットが関心をもちやすいコンテンツを配信先別に用意する必要があるため、「どのような内容のメールを配信すれば興味をもってもらえそうか」を意識しながら文面を作成することが大切です。

    関連記事はこちら読みたくなるメルマガとクリックしたくなるメルマガのポイントをセミナー集客例文で紹介

    STEP5:メールの配信

    文面が完成したら、実際にメールを配信します。一般的なメールソフトでもメールを配信することは可能ですが、配信効率や安全性を確かなものにするために、メール配信ツールの利用をおすすめします。

    STEP6:効果測定

    メールの配信後は、配信したユーザーがどのようなリアクションを取ったのかを分析する「効果測定」を行うことが大切です。効果測定を行わなければ、配信したメールが効果的だったのかどうかがわからず、十分な効果が得られないメールマーケティングに対して多くのリソースを消費し続けることになりかねません。
    効果測定の結果、期待していた効果が得られていない場合は改善点を探し、次回以降のメールに反映させましょう。

    STEP7:内容を改善して再配信

    効果測定で導き出された改善点を反映し終えたら、再配信を行います。再配信を行ったメールも引き続き効果測定と改善を繰り返し、常に効果を高めていけるように意識することが大切です。

    関連記事はこちら業界別メルマガの開封率とクリック率の目安って?効果測定の正しい方法とは

    メールマーケティングを効果的に行うためのツール

    メールマーケティングを効果的に行うためのツール

    メールマーケティングを効果的に行うためには、メール配信ツールやMAツールを活用するのが効果的です。ここでは、それぞれの特徴について解説します。

    メール配信ツール

    メール配信ツールとは、メールの配信に特化したツールのことです。メールの作成、データの収集、解析を効率的に行うことを目的としているのであれば、メール配信ツールの導入をおすすめします。

    多くのメール配信ツールでは、視覚効果の高いHTMLメールを簡単に作成することができます。ほかにもステップメール機能、予約配信機能、配信エラーの解析・自動停止機能など運用するのに便利な機能も豊富です。
    なかには開封率やクリック率などをグラフ化し効果測定をしやすくしたり、反応のあったユーザーだけをリスト化したりと改善にも役立つ機能を用意しているツールもあります。上手く活用してより効果の高いメールを作成しましょう。

    MAツール

    MAツールとは、マーケティング業務全般の自動化や効率化を実現するためのツールのことです。
    前述のメール配信ツールの機能も備えているMAツールが多く、ほかにもランディングページの作成や広告管理機能、リード管理機能など、マーケティング業務を効率化するためのさまざまな機能が搭載されています。
    メールマーケティングだけでなく、ほかのマーケティング業務もシステム化をはかりたいと考えているのであれば、MAツールの導入がおすすめです。

    関連記事はこちらマーケティング担当必見!メール配信サービスでコストを抑える方法

    メールマーケティングで成果を出すための5つのKPI

    メールマーケティングで成果を出すためによく用いられる、5つのKPIをご紹介します。

    開封率

    開封率とは、配信を完了したメールがどの程度の割合で開封されているかを表した指標です。開封率は「メールが開封された数÷読者に届いたメールの総数(×100)」で計算できます。
    開封率が低いということは「そもそもメールが読まれていない」ということであり、クリック率なども低下してしまうため、開封率を高めるための工夫は重要です。

    関連記事はこちら業界別メルマガの開封率とクリック率の目安って?効果測定の正しい方法とは

    不達率

    不達率とは、メールが配信先に届いていない割合のことです。例えば1,000件のメールアドレス宛に配信したメールのうち950件にしかメールが届かなかった場合、不達率は5%です。
    不達率が上昇する要因は、一時的なサーバの影響で届かなかった場合とメールアドレスが間違っていて届いていなかった場合などがあります。不達率が上がると、迷惑メール業者と間違われてしまい、メールが届かなくなってしまうということもありますので、不達率が上昇した場合はリストの整理をするなど対策を行いましょう。

    クリック率

    クリック率は、メール内のURLやコンテンツ(画像や動画等)がクリックされた割合を表す指標です。クリック率は「クリックの総数÷読者に届いたメールの総数(×100)」で計算します。
    クリック率が高められれば、お問い合わせの数も高まりやすくなります。

    関連記事はこちらHTMLメールの開封確認の仕組みとは?測定方法と開封率アップのコツ

    反応率

    反応率とは、メールが開封された数に対してどのくらいURLがクリックされたかを表す指標です。
    クリック率は「配信に成功した全てのメールに対してURLがクリックされた割合」ですが、反応率は「開封されたメールの数に対してURLがクリックされた割合」であるという違いがあります。

    購読解除率

    購読解除率とは、一度は配信登録をしたものの登録を解除したユーザーの割合のことです。例えば1,000件の登録があり、30件が購読を解除すると購読解除率は3%です。
    購読解除率が高いとメールの内容に興味をもてないユーザーが多いと考えられるため、配信内容を改善するなどの取り組みが必要になります。

    メールマーケティングの成功事例

    ここでは、BtoBとBtoCのメールマーケティングの成功事例をそれぞれご紹介します。

    BtoB

    FunTre株式会社様は、ステップメールとHTMLメールを併用したメールマーケティングを行うことで顧客が求めている情報を提供する取り組みを行っています。
    「どのようなメールを受け取れば顧客は喜ぶのか」をよく検討し、相手にあわせた適切なステップメールを設定することによって緊急性の高い顧客や親和性の高い顧客が反応してくれるようになり、新たな案件の獲得につながっています。

    BtoC

    株式会社ネオキャリア様は、事業の成長のために登録者の掘り起こしを目的としてメールマーケティングを始められました。5万名以上の登録者にメールマーケティングによる定期的なアプローチを行うことで、導入前と比較して内定数115%アップを達成しています。
    さらにメールでの掘り起こしで獲得した求人応募からの内定獲得単価は通常の獲得単価の5分の1にまで抑えることに成功しており、メールマーケティングによって大きな成果を上げた事例のひとつといえるでしょう。

    関連記事はこちら成功事例から学ぶ!メールマーケティング成功の秘訣

    メールマーケティングで覚えておくべき用語

    最後に、メールマーケティングを行う際に知っておくと役立つ用語についてご紹介します。

    HTMLメール

    HTMLメールは、HTML形式を用いて作成したメールです。フォントの色やサイズを指定したり画像などのコンテンツを配置したりできるため、後述のテキストメールに比べてカスタマイズの自由度が高く、訴求効果を高めやすいのが特徴です。
    テキストメールでは上述した開封率を取得することができないため、開封率を確認したいと考えているのであればHTMLメールにて配信しましょう。

    テキストメール

    テキストメールは、装飾などを使わずにテキストのみで作成したメールのことです。比較的どんな環境でも表示しやすいため、HTML形式に対応していない環境のユーザーへ送信する際に向いています。
    しかし文字のみで情報を伝えなければならないことから、訴求効果の高いメールを作るには工夫が必要です。

    関連記事はこちらテキストメールとHTMLメールの違いとは?目的に応じて使いわけるコツ

    関連記事はこちらHTMLメールとテキストメールって何が違うの?お互いのメリット・デメリットとは

    レスポンシブメール

    レスポンシブメールはスマートフォンやパソコン、タブレット端末など、どのような端末から閲覧しても見やすいレイアウトに自動で最適化されるメールのことです。HTML内の記述で、端末に応じて表示する内容を振り分けます。

    ホワイトペーパー

    ホワイトペーパーとは、企業が抱えている課題とその原因を分析した上で、その課題を解決するためのソリューションを紹介する文書のことです。BtoBにおいて、リード獲得を目的に制作されるケースが多いといえます。

    コンバージョン(CV)・コンバージョン率(CVR)

    コンバージョン(CV)は、メールを読んだユーザーが、企業が期待する「商品の購入や問い合わせ」「新規会員登録」などの行動を具体的に実施することです。
    コンバージョンには「転換」などの意味があります。コンバージョン率(CVR)は、読者に届いたメールの総数に対してユーザーがコンバージョンを起こした割合を表す指標で、メールの内容が効果的だったかどうかを判断する際に役立ちます。

    関連記事はこちらCTAって何!?CTAの設置場所とCVR上昇のための5つの改善ポイントとは

    ペルソナ・カスタマージャーニー

    ペルソナとは、自社の商品やサービスを購入するユーザーを具体的に想定した架空の人物のことです。年齢や性別、役職、趣味などの詳細なプロフィールまで設定することで、マーケティングの方向性をより明確化できます。

    カスタマージャーニーは、見込み客が商品に出会って認知し、関心をもってコンバージョンを起こすまでのプロセスを表した用語です。顧客の購買フェーズ別にどのようなメールを送信すると確度が上がり次の検討段階に移行するのかを可視化できるので、成約率を向上させる上で有効です。

    関連記事はこちらカスタマージャーニーマップの作成方法と業界別具体例

    リードナーチャリング

    リードナーチャリングとは、見込み客との関係構築を行うことを指す言葉です。見込み客の検討段階を進めるためのマーケティング施策全般を表します。

    関連記事はこちら顧客エンゲージメントとは?注目される理由と向上のメリットを解説

    関連記事はこちらリードナーチャリングをKPI設定!達成するためのコツとは?

    オプトイン・オプトアウト

    オプトインとは、事前にメールの受信を許可したユーザーにのみメールを配信するということです。オプトイン方式においては、許可を得ていないユーザーに一方的にメールを送り付けると違法となり、処罰の対象となる可能性があります。

    オプトアウトは、メールの受信者が配信停止依頼などを行い、受信を拒否することを指します。

    まとめ

    メールマーケティングはエンゲージメント向上に強い影響を持ち、特にBtoB環境では名刺交換後の70%が未接触となる状況があります。

    メールを活用して営業リソース不足で難しい追客をフォローすることで、全体的な営業効率向上が期待されます。

    また、適切なアプローチができることが大きなメリットで、高度なパーソナライズや分析機能を利用して顧客の興味や関心に合わせたアプローチが求められています。

    近年のメール配信システムの進化により、これらの機能が手軽に利用可能になり、MAツールとしてだけでなくメール配信でも有効に適用できます。

    低コストで高い効果が期待されるメールマーケティングは、中長期的な活用を重視し、成果を上げるために継続的な効果測定と改善を行うことが肝要です。

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    記事執筆者紹介

    記事執筆者 大塚 陽生紹介
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    株式会社ラクス ラクスクラウド企画部 オンラインプロモーション課

    広告代理店の営業&ウェブ広告の運用担当として6年間従事し、2019年4月ラクス入社。オンラインマーケティングチームに所属し広告運用や営業メールの運用を担当。メルラボでは、主に自身のメール配信実績をもとにした記事を作成。

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