セミナー開催成功のための企画・集客・設計・追客とは?具体的なステップと成功事例を徹底解説!

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セミナー開催成功のための企画・集客・設計・追客とは?具体的なステップと成功事例を徹底解説!

セミナー成功のカギは、企画・集客・設計・フォローの4つの要素にあります。本記事では、具体的なステップと成功事例を通じて、セミナーを成功に導くための方法を徹底解説します。

目次

    セミナーの企画

    セミナーを成功させるためには、まずしっかりとした企画が欠かせません。企画段階での準備が不十分だと、どんなに優れたコンテンツを用意しても、目標を達成するのは難しくなります。ここでは、セミナー企画において重要なポイントを詳しく解説します。

    1.セミナーの開催目的の検討

    最初に重要なのは、セミナーの開催目的を明確にすることです。目的がはっきりしていないと、ターゲットが定まらず、伝えるべきメッセージが漏れてしまうなどして、当初の目的を達成しにくくなります。セミナーの目的には、新製品のプロモーション、アポイントの獲得、専門知識の共有、顧客との関係強化など、さまざまなものが考えられます。

    目的が決まったら、できるだけ数値で表せるような具体的な目標を設定することで、その目標に向かってどのようなコンテンツを準備すべきかが明確になり、企画全体に一貫性を持たせることができます。

    2.セミナーのターゲット設定

    次に重要なのは、誰に向けてセミナーを開催するのかです。最初に決めた目的や目標達成のため、どのようなターゲットが適切か検討します。ターゲットが明確であるほど、ニーズに合ったコンテンツやアプローチ方法を策定することが容易になります。例えば、法人営業の新規商談獲得を目的とした場合、接点のないお客様をターゲットに置いたり、接点はあるがまだ商談をしたことのないお客様をターゲットに設定するのがよいでしょう。一方で、リピーター育成が目的であれば、初回購入後、二度目の購入が無いお客様をターゲットに設定します。

    3.適切なテーマの設定

    開催目的とターゲットが決まったら、それに合わせたテーマを設定します。セミナーのテーマは、ターゲットが興味を持っている内容でなければなりません。また、テーマが漠然としていると、関心を引くことができず、集客に苦戦する可能性があるため、具体的な言葉を使う必要があります。

    例えば、「生成AIの活用方法」など業界の最新トレンドに関するテーマや、「新規開拓における効率的な商談獲得方法とは」など、具体的な課題解決に焦点を当てたテーマにするとよいでしょう。

    4.開催方法の検討

    開催目的・目標とターゲット、テーマが決まったら、適切な開催方法を検討します。大きくはウェビナーと呼ばれるオンラインで開催するセミナーと、オフラインで開催するセミナーの2つに分かれます。オンラインセミナーは多くのターゲットと効率よく接点を持てる点が特徴です。オフラインセミナーはオンラインセミナーと比べると参加ハードルが上がりますが、それでも参加したいという温度感の高いお客様と直接コミュニケーションが取れ、良好な関係を構築するのに役立ちます。

    このように、セミナーの企画段階でしっかりと準備を進めることが、セミナー成功の第一歩です。開催目的とターゲットを明確にし、具体的な目標とターゲットが興味を持てるテーマを設定することがポイントです。次のステップである集客や運営に進む前に、まずは企画段階での準備をしっかり整えましょう。

    効果的なセミナー集客のポイント

    セミナーの企画が固まったら、次に重要なのは集客です。どれだけ素晴らしいセミナーを企画しても、集客に失敗すれば、コンテンツを届けられず開催目的を達成できません。集客の第一歩は、ターゲットにセミナー開催案内を届けられる集客媒体を検討することです。具体的には、以下のような手段が効果的です。

    • メール:過去の展示会や商談などで接点があり、メールアドレスを把握している方々に対して、セミナーの案内メールを送信します。ターゲットリストの作成が容易で、確実に案内を届けられる上に、メール1通で数百、数千のターゲットに一度に案内ができる点が魅力です。

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      関連記事はこちら顧客リストの活用方法は?作り方や管理のポイントもわかりやすく解説

      接点のない方々に対しての案内も、対法人であれば、企業データベースからリストをダウンロードすることでアプローチできるようになるため、ターゲットリストが獲得できないか?は一度検討するとよいでしょう。

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    • SNS:Facebook、X(旧:Twitter)、LinkedInなどのSNSプラットフォームを活用して、セミナー情報を発信します。自社アカウントでの発信もしくは広告掲載により、ターゲットオーディエンスへのアプローチが見込めます。
    • セミナー情報掲載サイトの活用:セミナー情報を掲載できるサイトに自社のセミナー情報を登録します。掲載だけなら無料のサイトもあり、ターゲットリードの獲得が見込めるものなら掲載してみましょう。有償でメルマガ集客を行ってくれる媒体もあるため、広告予算があれば検討してみましょう。

    セミナーの設計と運営

    セミナーが成功するかどうかは、当日の設計と運営に大きく左右されます。どれだけ魅力的な企画を立て、効果的な集客ができたとしても、セミナー当日にトラブルが発生したり、運営がスムーズに行われなかったりすると、参加者の満足度は大きく下がり、当初の目的や目標が達成できなくなってしまいます。ここでは、セミナーを成功させるための設計と運営のポイントについて詳しく解説します。

    1.タイムスケジュールの設計

    セミナーの設計において、まず重要なのはタイムスケジュールの作成です。セミナーの開始から終了までの流れを、細かく時間配分して計画することで、全体の進行をスムーズに行うことができます。

    • 開会とアイスブレイク:セミナーは参加者の緊張をほぐすところから始まります。簡単な自己紹介やアイスブレイクの時間を設けることで、場の雰囲気を和やかにし、参加者同士の交流を促進します。オンラインセミナーの場合は接続に時間がかかり、遅れて参加する方も多いため、本編に入るまで少し余裕を持たせるのも重要です。
    • メインコンテンツの配置:セミナーの中心となるプレゼンテーションやワークショップは、参加者の集中力が高まる時間帯に設定するのが効果的です。また、長時間にわたるセッションでは、適度な休憩時間を設けることで、参加者の疲れを軽減し、集中力を維持することができます。
    • Q&Aセッションの設定:セミナーの終盤には、参加者からの質問を受け付ける時間を設けることで、双方向のコミュニケーションが生まれ、テーマへの理解度が深まります。別の参加者の質問やその回答から得られる知見も多いため、参加者が質問しやすくなるよう配慮することが重要です。
    • 閉会と次回予告:セミナーの終了時には、次回のセミナーや関連するイベントの案内を行うことで、参加者の関心を次に繋げることができます。また、参加者に対してお礼の言葉を伝え、良い印象を残すことが重要です。

    2.プレゼンテーションやワークショップの構成

    セミナーの核心部分であるプレゼンテーションやワークショップは、参加者にとって価値のある情報や体験を提供することが求められます。これを実現するためには、以下の点に注意して構成を練りましょう。

    • ストーリーテリングの活用:単なる情報提供にとどまらず、ストーリーテリングを取り入れることで、参加者の関心を引きつけ、メッセージを効果的に伝えることができます。成功事例や実際のエピソードを交えることで、内容が具体的で親しみやすくなります。
    • インタラクティブな要素の導入:参加者が積極的に関与できるインタラクティブな要素を取り入れることで、セミナーの効果が一層高まります。例えば、ワークショップ形式でグループディスカッションを行ったり、リアルタイムで意見を募るアンケートツールを活用したりすることで、参加者の理解と満足度が向上します。

    3.スムーズな運営のためのツールとチェックリスト

    当日の運営を円滑に進めるためには、事前に準備を整え、必要なツールやチェックリストを活用することが重要です。

    • ツールの活用:セミナーの進行や時間管理に役立つツールを活用しましょう。例えば、タイムキーパーとしてのスマートフォンアプリや、プレゼンテーションを管理するためのリモートコントロールデバイスなどが便利です。また、音響や映像設備の準備が整っているか、事前にテストを行うことも不可欠です。
    • チェックリストの作成:セミナー当日に忘れてはならないことや、準備すべき事項をリストアップしたチェックリストを作成しましょう。会場の設営、資料の準備、受付対応など、当日のスムーズな進行をサポートするための全てのタスクをリストにまとめ、確認しながら進めることで、予期せぬトラブルを回避できます。

    4.トラブル対応の準備

    どんなに計画を練っていても、予期せぬトラブルは発生するものです。トラブル発生時に迅速に対応できるよう、事前にいくつかのシナリオを想定しておくことが大切です。

    • 機材トラブルへの対処:音響や映像機器が故障した場合の代替手段を用意しておきましょう。例えば、プレゼンテーション資料データのバックアップを行っておく、プロジェクターが使えない場合に備えて、印刷資料を配布できるよう準備しておく、よくある問い合わせと解決方法を事前にメールで案内しておくなどが考えられます。
    • 参加者からのクレーム対応:参加者が何らかの不満を持った場合には、すぐに対応できるようにしましょう。例えば、休憩時間に個別に対応する、セミナー終了後にアンケートを実施し、改善点を迅速にフィードバックするなど、誠意ある対応が信頼につながります。

    セミナー後の追客

    セミナー開催後のフォローアップは目標達成の上で非常に重要です。参加者との関係を強化し、今後のビジネスチャンスに繋げるためのポイントを解説します。

    1.参加者へのお礼メールの送信

    セミナー後、まず最初に行うべきは、参加者へのお礼メールの送信です。お礼メールは、参加者に対する感謝の気持ちを伝えるだけでなく、今後の関係構築に向けた第一歩です。このメールには、以下の要素を含めると効果的です。

    • 感謝の表明:参加してくれたことへの感謝を真摯に伝えます。これは、参加者に対する誠意を示す重要なステップです。

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    • セミナー資料の提供:セミナーで使用した資料やスライドをダウンロードできるリンクを含めることで、参加者がセミナー内容を振り返りやすくします。これにより、参加者はセミナーから得た知識を再確認し、より深く理解することができます。

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    • 次回セミナーの案内:次回開催予定のセミナー情報をさりげなく添えておくと、再度の参加を促進できます。特に、今回のセミナーが満足度の高いものであれば、次回も参加したいと思う参加者は多いでしょう。

    2.アンケート調査とそのフィードバックの活用

    参加者からのフィードバックは、開催目的や目標の達成度合いの確認に利用でき、次回のセミナーをより良いものにするための貴重な情報です。アンケートを実施し、参加者の感想や改善点を集めましょう。

    • アンケートの実施:お礼メールにアンケートへのリンクを含め、セミナーに関する評価や意見を収集します。質問は、セミナーの内容、運営、講師のパフォーマンス、サービスへの興味など、次回開催に向けた情報収集と、追客優先度を判断するための項目を意識して作成すると良いでしょう。また、自由記述欄を設けることで、参加者の本音を引き出すことができます。

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    • フィードバックの分析:得られたフィードバックを分析し、改善すべき点や次回に活かせるアイデアを抽出します。これにより、次回のセミナーの質をさらに向上させることができます。
    • フィードバックの共有:参加者のフィードバックを基に、セミナーの成功点や改善点をチームで共有し、次回以降のプランに反映させます。また、良い評価を得たポイントについては、次回のプロモーションで強調することも有効です。

    3.参加者との関係構築

    セミナー後も参加者との関係を維持し、長期的なビジネスチャンスに繋げるための施策を講じることが重要です。

    4.次回セミナーへの誘導

    フォローアップの一環として、次回のセミナーへの誘導を行います。前回のセミナーが好評であれば、次回も参加したいと考える参加者は多いはずです。

    • 特典の提供:次回セミナーの早期申込者に対して特典を提供するなど、インセンティブを設けることで、参加を促進します。
    • クロスプロモーション:同じターゲット層に関連する他のイベントやサービスのプロモーションを併せて行うことで、相乗効果を狙います。

    このように、セミナー後のフォローアップは、参加者との関係を深め、次回以降のセミナーやビジネスチャンスに繋げるための重要なステップです。お礼メールやアンケートを通じて参加者の満足度を高め、継続的な関係を築くことで、セミナーの効果を最大限に引き出しましょう。

    成功事例の紹介

    セミナー開催における問題を解消し、開催目的の達成や稼働削減に成功された企業様の事例をご紹介します。

    1.BtoB企業向けセミナーでの新規契約獲得

    背景と課題

    ヘルシーフード株式会社様は、従来の訪問営業がコロナ禍で困難になり、営業活動の転換が必要になりました。その結果、Webセミナーの導入を決定しました。

    成功の要因

    配配メールを活用して、効果的なメールマーケティングを展開。セミナー案内のメール配信では、顧客の興味を引くコンテンツを工夫し、参加者を増加させることに成功しました。また、セミナー後のフォローアップメールによって、顧客との信頼関係を強化し、リードの育成に貢献しました。

    成果

    これらの施策により、セミナー参加者数が大幅に増加し、新規顧客の獲得と売上の向上に直結しました。また、Webセミナーを通じて顧客との接点を増やすことで、商品理解が深まり、営業効率が向上しました。

    関連記事はこちらコロナ禍でWebセミナーをスタート!配配メール活用で集客アップと販路拡大を実現した方法とは

    2.セミナー集客の稼働削減

    背景と課題

    一般社団法人日本経営協会様は、全国に拠点を持つため、セミナー案内メールの手動配信に多大な労力がかかっていました。この作業負担を軽減するために、配配メールを導入しました。

    成功の要因

    配配メールの導入により、セミナー案内メールの一括送信が可能になり、各拠点での作業時間が大幅に削減されました。テンプレート機能を活用することで、メールの作成時間が短縮され、さらに配信後の開封率やクリック率の分析を行うことで、効果的なメールマーケティングが実現しました。

    成果

    これにより、稼働時間が約70%削減され、作業ミスのリスクも低減しました。また、業務効率の向上により、他の重要な業務にリソースを集中できるようになり、全体的な業務パフォーマンスが向上しました。

    関連記事はこちら個別配信から配配メールへの切り替えで稼働時間を約70%削減

    まとめ

    セミナーの成功には、企画・集客・設計・運営、そしてフォローアップの各ステップが重要です。本記事では、それぞれのポイントを具体的に解説しました。

    企画段階では、セミナーの開催目的と目標、ターゲットを明確に設定し、集客ではメールや企業リストなどを駆使します。セミナー当日は、スムーズな運営と魅力的なコンテンツで参加者の満足度を高め、フォローアップでは、お礼メールやアンケートを通じて関係を強化します。

    各ステップでの工夫がセミナーの成果を左右します。これらのポイントを押さえ、次回のセミナーで大きな成果を目指しましょう。

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    記事執筆者紹介

    記事執筆者 山盛 有希子紹介
    山盛 有希子著者山盛 有希子のXへのリンク
    株式会社ラクス ラクスクラウド企画部 オンラインプロモーション課

    自動車部品メーカーで広報として3年間従事し、2020年6月にラクス入社。オンラインマーケティングチームに所属し、メルマガ運用やメルラボの企画・コンテンツ作成を担当。社内外向けにセミナーや勉強会を行い、メールマーケティングのナレッジを提供している。

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