メルマガは今でも有効?アンケートデータでみた必要性と活用すべき機能
SNSの登場などの変化により、デジタルマーケティングの多様化する現在、メルマガがどの程度有効なのか気になる方も多いのではないしょうか。そこで、ここではメルマガに関するアンケートデータを読み解き、メルマガマーケティングの現状と活用しておきたい機能やサービスをご紹介します。
目次
メルマガはもう古い手段?それともまだ有効?
そもそもメルマガとは?
メルマガの有効性について考えるためには、メルマガにどういった効果を期待できるか知っておく必要があります。そこで、メルマガの有効性について紹介する前に、メルマガとはどういったものなのか、おさらいしておきましょう。メルマガとは、登録ユーザーへ一斉に送信されるメールでのことで、主に企業から顧客への販売促進や、アフターフォロー、見込み客の育成などの用途で活躍しています。
メルマガの優れた特徴
メルマガの優れた特徴として、一度登録しておけば、ユーザーが能動的に動かなくても情報を受けとれることがあげられます。これは情報を受けとるユーザーにとっても、情報を発信する企業にとっても大きなアドバンテージです。他のメディアでも情報を得ることはできますが、ユーザー自身が能動的に調べる必要があったり、たまたま見かけるのを待ったりする必要があるため、狙った相手に確実に届くとは限りません。それと比べて、メルマガ配信は受動的、定期的、そして確実に得ることができます。さらにダイレクトメールやチラシなどの実体を持った広告と違い、簡単に送受信が可能で配信費用も格安です。
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データで分かるメルマガの現在
次はメルマガに関するアンケートの調査結果を通して、メルマガの現状を紹介します。
メルマガの購読率
ピーシーフェーズ株式会社が行ったアンケート調査の結果によると、「登録しているメルマガがある」と回答した人は、89.4%でした。この調査結果から、現在でもメルマガは高い関心を寄せられていることが分かります。さらにメルマガを読んでいるかという質問への回答は、「ほとんど読まない」と回答した人は4.6%、「登録しているメルマガはない」10.1%という回答を除いて、約85%のユーザーがメルマガを読んでいることが判明しました。
この結果からもメルマガの有効性を読み取ることができます。次にメルマガを読んでいると回答したユーザーの内訳は、「気が向いたときにまとめて読む」8.2%、「届いたものは全て必ず読む」11.8%、「興味のあるものだけを読む」65.3%でした。
メルマガの解約理由
次は、「メルマガの登録解除を検討する理由」について紹介します。11位は「送られてくるメールの件数が多い」35.6%で、2位は「内容に興味がなくなった」31.7%、3位は「登録しておく意味がなくなった(店舗利用をすることがなくなった等)」でした。以上の結果と先ほどの「興味のあるものだけを読む」65.3%という結果と照らし合わせてみれば、メルマガを活用するためには、2つの点が重要なことが分かります。1つめに重要なことは、登録ユーザーを飽きさせずに興味を持続させることで、もう1つ重要なことは配信には適切な頻度があるということです。このことを踏まえておけば、より、ユーザーの心を掴むことができるきっかけになります。
現在のメルマガで必須の機能・取り組み
メルマガは環境の変化に合わせて、様々な機能の追加などの取り組みが行われています。次は、現在のメルマガ配信で必須の機能やテクニックを紹介します。
1.HTMLメールを使った効果測定
ここまではメルマガに関するアンケートデータから、メルマガの有効性を紹介してきましたが、メルマガそれ自体にもマーケティングに役立つデータが詰まっています。例えば、メルマガが届いているのに開封率が低ければ、タイトルがユーザーの興味を引くものではない、あるいは配信時間が適切ではないといった理由であると推測可能です。
また、開封率が高いのに記載されたリンクへのクリック率が悪い場合は、「コンテンツ内容が魅力的ではない」「リンクへの誘導が足りていない」などの予測を立てることができます。こうしたデータを正確に収集分析するためには、HTMLメールを使う必要があります。HTMLメールには、画像の読み込みやメルマガ用のリンクから移動した数を測定できるため、メルマガの効果を正確に判断することができます。
2.レスポンシブデザインへの対応
多数のユーザーが登録するメルマガは、PC・スマートフォン・タブレットなど、多様な購読環境を想定して配信する必要があり、これに対応する方法がレスポンシブデザインです。レスポンシブデザインで作られたメルマガなら、環境に合わせて最適なデザインを表示可能です。HTMLに対する専門的な知識がなくても、レスポンシブデザインに対応したメール作成システムやテンプレートを使えば、簡単に作成可能です。またデザインのずれだけではなく、ガラケーなどHTMLメールを開けない環境での購読も想定することも重要です。ここは、HTMLメールとテキストメールの両方を配信できる、マルチパート配信機能を活用しましょう。
3.One to Oneメールでユーザーの心を掴む
メルマガは一人ひとりのアドレスに向けて配信されるため、不特定多数に向けた他メディアと比べて、ユーザーとOne to Oneの親密な関係を築きやすいことも特徴です。とはいえ、実際に一人ひとりに当てて、メールの作成・送信しようとすると膨大な手間がかかってしまいます。特に大勢のユーザーに向けて一斉配信するメルマガでは、ほぼ不可能と言っても過言ではありません。そのため、メルマガでは差し込み機能を活用することが重要です。差し込み機能を活用すれば、ユーザーの名前など個別の情報を差し込むことができるので、読者の属性に合わせて最適なコンテンツを配信することができます。
メルマガを有効に活用する方法
多くの読者に様々な取り組みで配信するためには、配信ツールに目を向けることが重要です。そこで、メルマガを十分に活用できるメール配信サービスの選び方を紹介します。
既存サイトやシステムと連携しているかどうか
先ほど紹介した機能を持っていることも重要ですが、さらに良いメール配信サービスを選ぶためには、2つの基準を見定める必要があります。1つめの基準として、多くのユーザーデータを効率的に扱うためには、自社のウェブサイトや社内システムとの連携が重要です。
例えば、メルマガ登録ユーザーのデータを手作業で社内システムに入力しようとすれば、膨大な手間が必要です。しかし、登録データをインポートしたり、既存のシステムと共有したりする機能があれば、手間をかけずにデータを運用することができます。ユーザーと担当者の手間を省き、快適に運用するために、メール配信サービス単体のスペックだけに注目せず、他の仕組みと連携できるかどうかも注目してみましょう。
サポートが充実しているかどうか
2つめの基準は、システム提供会社からのサポートが充実していることです。使いやすい機能を搭載した高品質のシステムでも、適切なサポートを受けられなければ、十分に使いこなせない場合があります。導入時の説明は当然として、電話やメールなどで適切なサポートが受けられるかどうかも確認しておきましょう。特にメルマガは多くの個人情報を扱うことから、セキュリティ管理が重要です。そのため、緊急時の対応の早さにも定評がある提供会社を選びましょう。
メルマガで効果的なマーケティングを進めていきましょう
メルマガはその特性を理解して、効率的に運用すれば現在でも高いマーケティング効果を発揮することができます。そしてメルマガの効率的な運用には、メール配信サービスの活用が欠かせません。メール配信サービスを活用して、効果的なマーケティングを進めていきましょう。
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