読者に読まれる面白いメルマガを作るには?

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読者に読まれる面白いメルマガを作るには?

Webマーケティングや顧客との関係性構築のために、メルマガを配信しているという企業や店舗は多いことでしょう。しかし、そのメルマガはどのくらいの顧客に読まれているのでしょうか。毎日多くのメールが飛び交う今日では、面白いメルマガを配信しなければ読者に読んでもらえません。そこで今回は、読者に読んでもらえるような面白いメルマガを作成するポイントをご紹介します。メルマガの開封率や購読率に課題を感じているという担当者の方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

    読者に好まれないメルマガの特徴

    読者の心を掴めないメルマガには、いくつかの共通点があります。ご自分が配信しているメルマガを見返してみて、当てはまるものがあれば改善してみましょう。

    広告しかない

    企業にとって売り上げに直接つながりそうな広告をメインとしたメルマガを配信したいと思うかもしれません。しかし、そういったメルマガを受け取った読者からは「読んでいて面白い」「役に立つ」とは思われにくいのも事実です。タイトルの段階で単なる広告でしかないメルマガだと判断されれば、開封すらされずに削除されることもあるでしょう。

    訴求内容を絞れていない

    読者に好まれないメルマガの特徴として、訴求内容を絞れていないことが挙げられます。ありがちなのは、ひとつのメルマガに新商品の紹介や自社のイベント情報、セミナーの紹介など多くの情報を盛り込もうとするミスです。情報を盛り込みすぎるとテーマがぼやけてしまうので、そのメルマガで伝えたいことをひとつに絞り、「何を伝えたいメルマガなのか」を読者にわかりやすく示すようにしましょう。

    内容が難しい

    メルマガを作成する際は、基本的にターゲットを絞り、そのターゲットが何を求めているのか、という観点に立って考えなくてはなりません。そのため、ターゲットの読者の立場に立って、言葉遣いや内容の難しさを考慮したメルマガのコンテンツを作成することが重要です。

    配信頻度が適切でない

    メルマガは内容が重要であるのはもちろんですが、配信頻度も同じく重要な要素となっています。あまりに頻繁に配信されてくる、あるいはせっかく登録したのにほとんど配信されてこないという状態では、読者にとって好ましいメルマガとは言えません。配信数が過度に多すぎると読者を疲れさせてしまいますし、逆に少なすぎると購読しているメリットを感じさせることができません。現在の配信数を見直すことも、メルマガの改善に大きな効果をもたらします。

    関連記事はこちら最適なメルマガの配信頻度とは?最適な頻度を見極めるポイントを紹介!

    面白いメルマガにするためのポイント

    面白くないメルマガ、読者に好まれないメルマガの特徴をご紹介したところで、次は面白いメルマガを作成するためのポイントをご紹介します。すでに意識されている部分は再確認として、改善できる部分はぜひ次回からのメルマガに取り入れてみてください。

    読者に役立つ情報を精査する

    読者に「面白いメルマガだ」と感じてもらうためには、常に読者の目線に立ち「読者にとって役立つ情報とは何か?」を精査することが大切です。
    例えば自社の商品やサービスの魅力を一方的に宣伝し、購入ページへのリンクが大量に貼りつけられたメルマガが配信されてきても、読者は「このメルマガはいつも宣伝ばかりしている」と判断するでしょう。
    一度読まなくても良いメルマガだと判断されると、その後は開封さえしてもらえなくなってしまう可能性もあるため、「読者が欲しがっている情報は何か」を考えながら、自社が一方的に伝えたいことを書き連ねる内容のメルマガにならないよう注意する必要があります。

    広告とそれ以外のバランスを考える

    メルマガには大きく分けて「広告目的の部分」と「それ以外の部分」があります。内容がどちらかに偏っていてはメルマガとして不十分、特に「広告目的の部分」が多すぎるメルマガは読者に好まれない傾向にあります。
    メルマガのもっとも重要な役割は、読者との関係性を構築するところにあります。そのため広告目的のメルマガばかりを配信するようなバランスでは、メルマガに期待する役割を果たせないことになります。読者にとって読めば役に立つ、面白いと思われるようなコンテンツを配信するようにしましょう。

    個性を押し出す

    企業のメルマガでは「読者の役に立つ情報だけを届けなくては」と思ってしまいがちですが、そうではありません。メルマガの目的は読者との関係性の構築や維持ですので、むしろ個性を押し出し、メルマガや企業のファンになってもらうことが重要となります。
    単なる情報だけなら、どこからでも入手できる時代です。競合他社と差別化するためにも、メルマガでは個性を押し出してファンの獲得を目指しましょう。個性を押し出すと言われると何を書けば良いのかわからなくなってしまう担当者の方もいらっしゃるかもしれませんが、基本的に何でも良いのです。日常であったエピソードや、ちょっとした気づきなど、普段の生活で感じたことなどを書いてみましょう。もちろん企業のメルマガである以上は書くべきではない不適切な話題もありますが、「役に立つ情報を書かなければ」と思い込まず、自由に書いても良いのだと意識してみてください。

    読者を具体的に想定する

    メルマガを書いていると、「皆さんに満足してもらえるような内容を書かなければ」というプレッシャーを感じることがあるかもしれません。しかし、万人に向けて書かれたものは、逆に誰にも刺さらない結果になってしまうことがあります。そのためメルマガを書くときには、届けたい相手を具体的に想像して、その1人に向けて書くという意識を持つことがポイントになります。
    例えば「取引先の〇〇さん宛てに書こう」「趣味で通っているジムのトレーナーさんに向けて書こう」といった具合です。メルマガの内容によって想定する読者を変えて、その人に刺さるように書いてみましょう。そうすることで「書けない」と頭を抱えることも減り、内容もより読者に刺さるものになります。「メルマガの文面が思い浮かばない」とお悩みの方は、ぜひ誰か1人、具体的な読者を設定して書いてみてください。

    タイトルは簡潔に

    メルマガのタイトルは、棚に並んだ本の背表紙のようなものです。内容が簡潔にわかり、かつ興味を持たれるようなものにしなければ、開封されずに削除されてしまうことでしょう。具体的な文字数としては、20文字以内におさめておくのが理想的であるとされています。20文字以内であればスマートフォンでも見切れずに表示されやすくなるため、ひとつの基準として注意しておきましょう。

    HTMLメールを導入する

    メルマガによって伝えたい内容によっても変わってきますが、テキストだけでなく、時にはHTMLメールにてメルマガを作成することで、より多くの読者を惹きつけられる場合もあります。HTMLメールを導入することでデザイン性の高いメルマガを作成することができるようになり、より企業のイメージを伝えやすく、親近感を持たれやすくなります。開封したとき最初に見える画像はどのようなものにするのかなど、毎回のメルマガで工夫して作成してみましょう。
    ただし、これも読者を想定して、読者にテキストとHTMLメールのどちらが読まれそうかを考える必要があります。読者層によって反響が異なりますので、まずはテストをしてみると良いかもしれません。

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    HTMLメールを導入する

    配信後は効果測定と改善も重要

    メルマガを配信した後は、定期的な効果測定と改善を続けることも大切です。配信した後に効果測定を行わずに放置すると、期待どおりの効果があらわれていなかったとしても、その事実がわからないまま利益の出ないメルマガを配信し続けることになってしまうためです。
    効果測定と改善を行うにあたっては次の2点が効果的ですので、参考にしてみてください。

    セグメント配信の活用も検討しよう

    セグメント配信の活用は、メルマガの効果を高めるために有効だと言われています。
    セグメント配信とは、年齢や性別、興味・関心、所属などの属性によって読者のグループ分けを行い、セグメント別に異なる内容のメルマガを送信することによって読者の関心を高める手法です。一定期間配信してもメルマガの効果が出ないと感じている場合は、セグメント配信を活用すると改善する可能性があります。

    開封率が上がらない場合は配信時間を見直す

    開封率が思うように上がらない場合は、配信時間を見直すことによっても改善が期待できます。
    メルマガの適切な配信時間は配信先のターゲットによって異なりますが、例えば会社員をターゲットとしたメルマガなら、通勤時間帯の8~9時頃やお昼休みの12~13時頃、業務終了時間前の17時頃などは開封率が高まりやすいと言われています。

    メールマーケティングサービス「配配メール」では、読者が前回メールを開封した時間に合わせて自動で配信時間を調整する「メモリー配信」という機能もあります。興味のある方はぜひご検討ください。

    まとめ

    メルマガに期待される役割は、読者との関係性の構築、維持です。企業側の都合だけを考えて広告要素の多いメルマガばかりを配信していては、読者が離れてしまいます。広告要素の多いメルマガとそうでないメルマガのバランスを、改めて確認してみましょう。広告が多い場合は、改善の余地があります。他にも面白いメルマガにするためのポイント、気を付けたいポイントをご紹介しましたので、メルマガを見直す際に参考にしてみてください。

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    記事執筆者紹介

    記事執筆者 山盛 有希子紹介
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    株式会社ラクス ラクスクラウド企画部 オンラインプロモーション課

    自動車部品メーカーで広報として3年間従事し、2020年6月にラクス入社。オンラインマーケティングチームに所属し、メルマガ運用やメルラボの企画・コンテンツ作成を担当。社内外向けにセミナーや勉強会を行い、メールマーケティングのナレッジを提供している。

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