メルマガ広告とは?媒体の選び方や相場まで徹底解説!

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メルマガ広告とは?媒体の選び方や相場まで徹底解説!

「メルマガ広告」と聞いて、成果が出るの?といった疑問や、そもそもどうやって配信するの?といった疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。

一般的なGoogleやYahoo!などのWEB広告で出稿慣れしている場合でも「メルマガ広告」となると多少違うところがあるため分かりづらいのは事実です。

今回の記事では、そういった疑問点を解消しながら、

・メルマガ広告とは
・メルマガ広告のメリット・デメリット
・メルマガ広告の費用感
・媒体選定のポイントと選び方
・具体的な媒体の紹介
など解説するため、一通りみていただけると「メルマガ広告」を出稿するべきか、否かのポイントなどが見えてくるかと思います!

目次

    メルマガ広告とは

    メルマガ広告では、名前の通りメルマガを活用して、広告を配信することができます。自社が保有するメールアドレス宛に配信することは、一般的に「メルマガ」と呼ばれている一方、自社が保有していないメールアドレス宛に広告を出稿する事を「メルマガ広告」と呼びます。

    種類としては、メルマガ広告媒体が持っている配信リストをそのまま借りて配信全てを独占する号外広告プランや、メールの上部にテキストのみ出稿するプラン、テキストでなくメール内部にバナーを配置できるプランなど、メルマガ配信元の媒体によって異なりますが様々な形式があります。

    メルマガ広告のメリット

    実際に、メルマガ広告にはどんなメリットがあるのでしょうか?それぞれ詳しく解説していきます。

    広告効果の即効性が高い

    まず、1つ目が広告効果の即効性が高いことです。なぜ即効性が高いのかというと、ある程度属性を絞ったうえで広告を配信することが可能となるためです。

    メルマガ広告の特性上、配信する媒体は自社で選定することができます。

    例えば、「MarkeZine」というメディアのリストを活用してメルマガに広告を出稿する場合、相性良い商材は何が考えられるでしょうか。「MarkeZine」は、主に広告・マーケティング動向の最新情報をお届けしているメディアのため、企業のマーケティング担当者が多くメルマガ登録しています。もし、自社でマーケティングオートメーションツールやメール配信ツールなど広告・マーケティングに関係するサービスを提供している場合、「MarkeZine」のメルマガに広告を出稿することで、登録者のうち多くの人が興味のある内容となり、ある程度の効果が見込めます。

    以上のように、メルマガ広告はある程度媒体ごとに属性が固まっていることから、即効性が高い施策となりやすいと言えます。

    既にある配信リストへ送信できる

    2つ目は、既にある配信リストへ送信することができる点です。自社で保有している配信リストが豊富になかったとしても、メルマガ広告媒体が保有している潤沢なリストに対して、自社製品の広告が打てます。

    また、通常のメルマガではコンテンツの作成や配信設定など、運用工数も必要となります。メルマガ広告は媒体が配信しているメルマガ内に自社の広告を掲載する形になるので、0からコンテンツ制作をせずとも、購読者へと広告を表示することができる点はメリットになると言えます。

    メルマガ広告のデメリット

    ここまでメルマガ広告のメリットをご紹介してきましたが、デメリットはどのようなものがあるかご存じでしょうか。デメリットは主に、

    • 配信できる媒体が限られること
    • 配信リストの個人情報は取得できないこと

    の大きく2つが挙げられます。1つずつ見ていきましょう。

    配信できる媒体が限られる

    配信できる媒体が限られていることはデメリットと言えます。メルマガ広告は配信する媒体が用しているメルマガです。そのため、多くの購読者を抱えているメルマガは多数ありますが、自社製品と相性の合う媒体となるとどうしても数が限られてしまいます。

    媒体の種類は、ニュース系・ビジネス系・女性向け・マーケティング系などがあります。とりあえず面を増やすために全てに配信したとしても、ターゲットが合わないため高い成果は見込めません。

    セグメントを切りCPAを合わせに行くことができることはメルマガ広告のメリットですが、セグメントを切りに行きすぎたために拡大性が低くなることは、デメリットと言えます。

    配信リストの個人情報取得はできない

    また、配信リストの個人情報取得ができない点も、デメリットとなります。

    メルマガ広告媒体の配信リストに対して広告出稿することになります。自社サービスに誘導して個人情報を取れた顧客に対しては、その後のアプローチやリピートが狙えますが、そうではない顧客に再度配信するとなると、もう一度同じ金額を支払う必要があります。

    配信するのは媒体社となるため、個人情報は媒体社のみが知り得る情報で、広告主は閲覧できないという認識しておく必要があると言えるでしょう。

    メルマガ広告の費用・相場

    次にメルマガ広告の費用・相場についてご紹介します。

    一斉配信型の課金方式

    一斉配信型の課金方式とは、「メルマガ広告を配信する顧客数×1通あたりの単価」で計算して支払う課金方式です。

    最も一般的な課金方式となっており、性別・年齢・購買データなどでセグメントを切りながら配信できることもあります。しかし、セグメント費用が別途発生する場合もあり注意が必要です。配信コストは1件あたりだいたい5円~100円前後となっています。

    クリック型の課金方式

    クリック型の課金方式とは、メルマガに掲載した広告(バナーやテキストリンク)が1回クリックされるごとに広告費用が発生する課金方式です。

    一斉配信で費用が発生するのではなく、クリックするようなある程度興味や関心をもった購読者のみに費用が発生します。そのため、CPAも合わせやすくクリック単価次第では、効果的な施策となります。クリック単価ではおおよそ1クリック300円~900円程度となっています。

    成果報酬型の課金方式

    成果報酬型の課金方式では、広告に掲載した商品が「CVした数×成果単価」で発生する費用形態です。1件あたりの成果単価を目標CPAに設定することができれば、配信後に目標値を下回ることが無く、確実に目標を達成することができます。成果単価については、媒体社と交渉する必要がありますが、想定CVRや成果単価が高いことが見込める商品・サービスであれば、低いCPAで契約できる可能性が高いです。

    広告を出すメルマガ媒体の選び方5選

    実際にどのように媒体を選べば良いのでしょうか?広告を出すメルマガ媒体の選び方5選をご紹介します。

    成果報酬型以外の課金方式で配信した場合、獲得ができない場合は赤字となってしまいます。これから説明する5つのポイントを意識しながら媒体選定をしてみてはいかがでしょうか。

    ターゲット層が近しい媒体を選ぶ

    まずは、ターゲット層が近い媒体を選ぶことです。これが最も重要といっても過言ではありません。

    自社製品を購入する層が40〜50代の女性である場合、メルマガ広告を配信する媒体も同じく40〜50代女性が多く在籍しているところに配信することで、獲得が見込めるようになるでしょう。

    視認性の高い箇所に掲載できるメルマガを選ぶ

    視認性の高い箇所に掲載できるメルマガを選ぶことも大切です。

    メールの配信枠を全て借りて配信する場合は気にする必要はありませんが、中には通常のメルマガ配信の中に広告を配信するプランもあります。メルマガ配信のヘッダーや記事内、フッターのいずれかで掲載する場合は、より視認性が高くて目に留まる位置に広告を掲載するようにしましょう。

    一方、購読者の目に留まりづらいと言われているフッター箇所では、ヘッダー箇所よりも単価が安く設定されていることが多くなっているので、見込めるクリック率やCVRを加味して選定するのも良いでしょう。

    CPAを合わせられるメルマガを選ぶ

    3つ目は、CPAを合わせられるメルマガを選ぶことです。CPAとはご存じの通り「Cost Per Action」の略称で、顧客獲得単価を指します。1件の成果や顧客を獲得するためにどの程度の広告費用がかかったのかを示すため、配信コストの高い媒体だとより多くの件数を獲得しければなりません。

    メルマガ媒体で確認した方がいい点は「メルマガの開封率」です。特に一斉配信型の課金方式の場合は、多くの購読者に配信されたけど、結局読まれずにCPAが高騰してしまう、ということにつながってしまいます。

    開封率はメルマガ広告媒体の担当者にヒアリングすることはもちろん、自分で媒体社のメルマガに登録してみて、どんなメルマガが送られてくるのかはチェックするようにしましょう。

    メルマガ購読者数が成長している媒体を選ぶ

    メルマガ広告媒体の購読者数自体が成長しているのかを確認することも重要です。購読者数が伸びている場合は、メルマガのコンテンツの質が高く、かつ多くの人が興味関心をもっている証拠と言えます。

    コンテンツの質が高ければ、メルマガ開封率、自社サービスへの動線のクリック率も高くなりやすくなる可能性も高くなるでしょう。もちろん配信ボリュームが多ければ、一回の配信で獲得できるCV数も多くなります。

    媒体の購読者数が成長していなかったとしても、自社とターゲットがマッチしている場合はCPAを抑えながら獲得はしやすいため、選定において媒体の成長を気にしすぎる必要はありません。ただ、ターゲットが完全に合っているわけではない場合は、成長しているかどうかもチェックするようにしましょう。

    複数の媒体と比較し検討する

    メルマガ広告に限ったことではありませんが、複数の媒体と比較して検討しましょう。成果が確実に見込める媒体であれば、悩む必要なく広告予算を投下するべきといえますが、メルマガ広告を配信したことない方からすると、どの媒体で実施するかは悩むポイントかと思います。

    成果が出るかどうかは実施してみなければ分からないため、複数の媒体を比較し、最も成果の見込める媒体で一度実施してみることをおすすめします。

    もちろん、配信後に効果検証をするタイミングで、効果の良し悪しが、媒体との相性なのか、はたまた配信したクリエイティブなのかといった点を検証するために、複数媒体を選定することもおすすめです。

    メルマガ広告のCPAを合わせるポイント

    メルマガ広告のCPAを合わせるポイントをご紹介します。

    メルマガの内容とタイトルを合わせる

    号外広告プランの場合、普段媒体が送っている件名と似たタイトルにすると良いでしょう。同じ媒体から送られてきたメルマガだったとしても、普段と異なる言い回しのタイトルだったら購読者がスルーしてしまう恐れがあります。

    メルマガ広告では、GoogleやFacebookなどの広告枠に出稿するときも配信面に合わせたクリエイティブを作ることは大切ですが、メルマガ広告ではより媒体の特徴や属性に合わせることが大切です。媒体との親和性を高めるためにも、タイトルをメルマガ媒体に合ったものにすると効果的です。

    メルマガと誘導先のWEBサイト・SNSを連動させる

    WebサイトやSNS・ECサイトなどの他媒体と連動しておくことも重要です。メールからサイトへと遷移してもらっても商品購入に繋がらなかったら意味がありません。

    例えば化粧品のリップの広告を出す際、メール内で「マスクを付けても落ちない」という訴求をしているなら、遷移先のサイトでも「マスクを付けても落ちない」を押し出すと良いでしょう。SNSでもメルマガ広告と同様に内容やタイトルなどを統一しておくことで、同商品であることを様々な媒体で発信することが集客に繋がることもあります。

    クリック率・CVRなどのKPIを細かく効果測定する

    クリック率・CVRなどのKPIを細かく効果測定することも重要です。アクセス解析ツールなどを活用して、メルマガを解析するためのURLを発行し、メルマガ経由の分析を行います。どれくらいのクリック数があり、その後のページ遷移や、CVRなどを分析しましょう。

    メルマガ広告の媒体社と連携をして、メルマガがどれくらいの開封率があったのかなども調査し、様々なデータを集めてどこの数字が悪いのかを分析していくことが、次回施策の効果を高めるポイントです。

    メルマガ広告の主な媒体

    具体的にどんなメルマガ広告媒体があるのでしょうか?メルマガ広告の主な媒体と、それぞれの特徴を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

    まぐまぐ

    まぐまぐ

    URL:https://www.mag2.com/

    まぐまぐの特徴は、膨大なユーザー数と多くの著名人の配信実績にあります。1997年頃から2022年に至るまで数十年にわたりメルマガを配信してきた媒体です。ユーザー数は1,000万人に渡り、メルマガ広告媒体を象徴するような大手媒体と言えるでしょう。

    マイナビニュース

    マイナビニュース

    URL:https://news.mynavi.jp/

    マイナビニュースは、名前の通りニュースを主に配信している媒体です。特にサラリーマンに読まれている媒体で、仕事上において必要な知識やスキルなどが得られます。そのため、ビジネスにおいて使用する製品・BtoBサービスとの相性がよく、多くの広告掲載実績があります。

    日経ビジネス

    日経ビジネス

    URL:https://business.nikkei.com/

    日経ビジネスは、日本で最大規模のビジネス系メディアであり、ご存じの方も多いでしょう。主にビジネスパーソンの中でも管理職クラスが多く購読しています。そのため、決裁権限を持っているような層にアプローチが求められるような、高単価商材や経営に関連する商材相性が良いと言えます。

    nissen

    nissen

    URL:https://www.nissen.co.jp/

    nissenは、株式会社ニッセンが行っている媒体で、通販サイトを利用した方へアプローチができるメルマガです。8割の会員が女性であり、通販サイト利用者のためネットでの購買意欲が高い顧客が多く登録しています。主にファッション系がメインで、30〜50代の女性に人気の媒体です。

    ミュゼマーケティング

    ミュゼマーケティング

    URL:https://musee-marketing.com/

    ミュゼマーケティングは、累計で400万人を超える女性向けの会員メディアです。広告でお馴染みの脱毛サロンのミュゼプラチナムが運営している媒体で、購読者は20代女性がメインとなっています。美容家電や最新家電などの商材と相性が良いと考えられます。

    MarkeZine

    MarkeZine

    URL:https://markezine.jp/

    MarkeZineは、ビジネスでもさらにマーケティングに特化した媒体です。実際に購読者の半数以上はマーケティング担当者であり、売上100億円以上の企業に属する購読者も60%以上と高い水準です。マーケティング施策に関連するツールなどがよりマッチする媒体です。


    これまで今回ご紹介したメルマガ広告は、当然費用が発生してしまいます。しかし、自社でメルマガを配信する場合は、費用が一切かからず配信が可能です。メルマガ広告枠としてメールを配信することも効果的な施策ですが、自社でコンテンツを作成しメルマガを配信することも広告効果が一切かからない魅力的な施策です。

    CVに対してのコストをほとんどかけず、費用対効果が良く集客するために、自社で配信するメルマガもぜひ行ってみてはいかがでしょうか。

    まとめ

    今回はあまり聞きなれない方も多くいらっしゃるであろう、メルマガ広告について紹介しました。普段マーケティング担当をされている方も今回の記事を読み、ぜひ施策に取り入れてみてはいかがでしょうか。

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    記事執筆者紹介

    記事執筆者 大塚 陽生紹介
    大塚 陽生著者大塚 陽生のXへのリンク
    株式会社ラクス ラクスクラウド企画部 オンラインプロモーション課

    広告代理店の営業&ウェブ広告の運用担当として6年間従事し、2019年4月ラクス入社。オンラインマーケティングチームに所属し広告運用や営業メールの運用を担当。メルラボでは、主に自身のメール配信実績をもとにした記事を作成。

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