メールアドレスの収集方法とは?各手法メリット/デメリットを紹介!

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メールアドレスの収集方法とは?各手法メリット/デメリットを紹介!

メールマガジンやお得な情報の配信は、既存顧客との関係性を構築する手段として非常に有効です。また、これらのアプローチは見込み客やリピーターの獲得にも繋がります。このような効果が期待できるメールマガジンですが、肝心のメールアドレスが収集できていないと配信はできません。メルマガ配信やメールの一斉配信をサポートしてくれる便利なサービスはありますが、それらもメールアドレスがなければ十分に活用することはできません。では、メールアドレスの収集にはどのような方法があるのでしょうか。今回は、メールアドレスを収集する方法と、それぞれのメリットとデメリットをご紹介します。

目次

    メールアドレスの収集は適切な方法で

    メールアドレスの収集は適切な方法で

    メールアドレスの収集にはさまざまな方法がありますが、Webサイトのお問い合わせフォームを利用するなど適切に収集することが重要です。「どのような方法で収集したメールアドレスであるか」ということは、メールアドレスのリストの質を左右し、それはそのままメールの到達率にも関わってきます。また顧客との関係性の構築も、メールアドレスを収集する段階から始まっていると考えておく必要があります。登録した覚えのないメールが届くと、顧客はネガティブなイメージを抱いてしまうことになります。

    Webサイトでのメールアドレス収集は、お問い合わせフォームの他にも「登録していただくとお得な情報をお届けします」「今ならクーポンを差し上げます」といったように、得られるメリットを伝えて登録を促す方法などもあります。 Webサイトを訪問したときには何も購入しなかったとしても、メールアドレスを登録してもらうことで次回以降のアプローチを行うことができるようになります。

    メールアドレスの収集方法

    次に、メールアドレスを収集するための具体的な方法を6つご紹介します。それぞれの内容だけでなくメリットとデメリットまで併せてご紹介しますので、メールアドレスを収集する方法のうち、どれを採用すべきか迷っているという方は、参考にしてみてください。

    シングルオプトイン

    シングルオプトイン(Single Opt-in)は、顧客が登録フォームやお問い合わせフォームに入力したメールアドレスが、そのまま読者として登録される収集方法です。

    メリット

    シングルオプトインを採用するメリットとしては、顧客が気軽に登録することができるという点を挙げることができます。簡略化しようと思えば、入力フォームの項目をメールアドレスだけにすることもできます。顧客はそこに自分のメールアドレスを入力するだけで登録が完了するので、メールアドレスの収集率は高くなるでしょう。

    デメリット

    一方で、シングルオプトインには注意しておかなければならないデメリットもあります。顧客がメールアドレスを1度入力すれば登録されてしまうため、万が一そのメールアドレスが間違っていた場合、こちらからのメールを届けることはできなくなります。また、悪意のある嫌がらせとして、適当なメールアドレスが登録されてしまうことも考えられます。メールが届かないことで配信エラー率(バウンス率)も高まり、場合によっては迷惑メールだと判定される可能性もあります。

    ダブルオプトイン

    ダブルオプトイン(Double Opt-in)は、メールアドレスを入力すれば即座に登録されるシングルオプトインとは異なり、顧客の状態を「仮登録」「本登録」と2段階に分けて確認する方法です。具体的には、顧客がメールアドレスを登録すると、まずは仮登録の状態になります。次に仮登録したメールアドレスに確認メールが届くので、そこに記載されているURLをクリックします。その後、本登録が完了し、正式にメールアドレスが登録されます。

    メリット

    ダブルオプトインのメリットとしては、メールアドレスの入力ミスを減らすことができるという効果があります。顧客にも「仮登録後に確認メールが届く」という認識を持ってもらうことで、それが届かなければ「もしかしてメールアドレスの入力ミスかな」と気づいてもらうことが期待できます。また、確認メールを送信することで、嫌がらせによる登録を大幅に減らすことができます。これにより配信エラー率(バウンス率)も下がり、迷惑メール判定を受ける可能性も低くなります。さらに、ダブルオプトインは不正なメールアドレスのスクリーニングの役割も果たします。

    2段階の確認は、シングルオプトインに比べると顧客にとっては手間が増えることになります。その反面、クーポンやプレゼントが目当てで一時的に登録するだけの顧客を減らすことに繋がります。これによってメルマガなどの到達率や効果がより高くなることが期待できます。

    デメリット

    ダブルオプトインのデメリットとしては、2段階の確認が必要なため、顧客にとっては手間が増えてしまうため、熱感が低めの顧客の登録が減る可能性があります。しかし上記のように顧客のスクリーニングができると考えると、このデメリットもメリットとしてとらえることもできます。

    ウェルカムメール

    ウェルカムメールは、登録されたメールアドレスに登録に対する御礼の内容を伝えるメールを送信する方法です。ダブルオプトインのように仮登録から本登録にするための確認メールではなく、単純に御礼メールの形を取ります。

    メリット

    メリットとしては、ウェルカムメールを送信することによって顧客がメルマガの受信を希望しているかどうかを確認することができるという点があります。これにより、間違って購読してしまった人がすぐにメールアドレスの登録を解除できるなど、メルマガを受信したいのかどうかの確認を行うことができます。さらに、メールアドレスが正しく登録されているかどうかの確認も同時に行うことができます。このようにウェルカムメールを送信することによって、宛先リストには本当に購読を希望しているメールアドレスが多く収集されるようになります。

    デメリット

    デメリットとしては、顧客が登録を解除するきっかけが増えることにより、登録されるメールアドレスの数が少なくなってしまう可能性が考えられます。しかし、購読する気のない顧客にメールマガジンを送信してしまうよりは、良い関係性が維持できると考えることもできます。

    プレセレクテッドオプトイン

    プレセレクテッドオプトイン(Pre-Selected Opt-in)は、購入手続きやお問い合わせの際に、「プロモーションのためのメールやメルマガの配信を希望する」というチェックボックスが初めからチェックされている状態になっているものです。顧客がそのまま購入やお問い合わせを完了すると、メールアドレスがメルマガなどのリストに登録されるという収集方法です。

    メリット

    メリットとしては、購入手続きやお問い合わせと同時にメールアドレスも収集できるため、手間がかからないという点があります。また、メールアドレス登録のためにキャンペーンで誘導するといった手間を省くこともできます。

    デメリット

    しかしデメリットとしては、登録したつもりのない顧客のメールアドレスまで登録されてしまう可能性があるという点に注意しておかなければなりません。購入手続きやお問い合わせの際に、項目のすべてをしっかり読んでいる顧客ばかりではありません。なかにはメール配信に関するチェックボックスを見落としていて、配信されて初めて気づくという場合もあります。そのようなケースでは迷惑メールの報告をされる、企業のイメージが下がるといった危険性もあります。

    確認のあるプレセレクテッドオプトイン

    基本的にはプレセレクテッドオプトインと同じ収集方法ですが、プレセレクテッドのチェックボックスをそのままにして登録された顧客に対して、メールの受信を希望するかどうかの確認メールを送信する方法です。メリットとデメリットはプレセレクテッドオプトインと同じですが、確認メールを送信することによって意図しない登録に早い段階で気付くことができます。それにより迷惑メールの報告をされる可能性が下がり、また企業イメージへのネガティブな印象も少なく済むでしょう。

    共同登録

    共同登録とは、顧客が訪問しているHPやサービスとは別に、「第三者からのメールを受信することに同意します」という選択肢を用意する方法です。

    メリット

    メリットとしては、他のサービスに登録した顧客に対してもメールを配信することができるようになります。登録の入り口が増えることにより、メールアドレスの登録数も増えることが期待できます。

    デメリット

    しかしデメリットとして、顧客が共同登録したという認識がないままに登録されてしまうケースがあります。その場合は、顧客にとっては身に覚えのないメールが突然届くようになり、不審に思われてしまいます。そのまま迷惑メールの報告をされる可能性もあります。共同登録は、登録数自体は増えるかもしれませんが、意図しない登録も増える可能性があります。採用する場合は、顧客に対して「共同登録である」ということをわかりやすく明示すると良いでしょう。

    メールアドレスの収集方法を選ぶときの注意点

    メールアドレスの収集方法を選ぶときは、次の3つのポイントをおさえて収集に取り組むことが大切です。

    自社と顧客の手間のバランスを考える

    メールアドレスを収集する際は、自社と顧客の手間のバランスをよく検討することが大切です。
    顧客の入力範囲が多くなるほど情報を入力するのが面倒に感じられてしまい、自社が思うようにメールアドレスが集まらない可能性があります。しかし顧客の手間を削減しようとするあまり、結果的に集めた情報を整理する作業に工数がかかりすぎてしまう、という状況はバランスが良くないといえるでしょう。
    自社と顧客の手間のバランスが取れた適切な方法を選択して、双方の負担になりすぎないメールアドレスの収集方法を実現しましょう。

    費用対効果を十分に検討する

    メールアドレスを収集する方法にはさまざまなものがありますが、どの方法を取る場合にも一定の費用がかかります。
    シングルオプトインよりもプレセレクテッドオプトインなどの形を選択したほうが顧客の手間は軽減されやすいといえますが、一般的には仕様が複雑になるほど構築費用が高くなる傾向にあります。そのため事前に費用対効果を十分に検討し、自社にとってもコストパフォーマンスが高い方法を選択することが大切です。

    場合によってはツールの導入も検討する

    メールアドレスを収集するにあたって、数件~数十件程度であれば手動で管理することも可能です。しかし大量のメールアドレスを収集・管理する場合、手動による作業では入力ミスが増えやすくなり、入手後の更新作業も大変になると考えられます。
    そのため場合によってはメール配信サービスやMAツールなどの導入も検討し、システムによる一元管理を行うことも選択肢のひとつです。
    ツールには無料のものも有料のものもあり、なかにはメール配信の他にマーケティング機能がついているものもあるため、自社の目的に合わせて選びましょう。

    まとめ

    まとめ

    今回は、メールアドレスを収集する6つの方法と、それぞれのメリットとデメリットをご紹介しました。
    メールアドレスリストはメール配信やメルマガの成否を握っているといっても過言ではありません。そのメールアドレス収集方法は、メールの到達率や企業に対するイメージにも繋がってくる非常に重要なポイントです。それぞれのメリットとデメリットを踏まえて、最適な収集方法を採用しましょう。

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    記事執筆者紹介

    記事執筆者 大塚 陽生紹介
    大塚 陽生著者大塚 陽生のXへのリンク
    株式会社ラクス ラクスクラウド企画部 オンラインプロモーション課

    広告代理店の営業&ウェブ広告の運用担当として6年間従事し、2019年4月ラクス入社。オンラインマーケティングチームに所属し広告運用や営業メールの運用を担当。メルラボでは、主に自身のメール配信実績をもとにした記事を作成。

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