お役立ちコラム
メールで長い動画を送るための5つの方法を解説!大容量の動画でも送り方はある

動画が添付されたメールを取引先から受け取ったり、受け取ったメールマガジンに動画が組み込まれていたりと、メールのやり取りの中で動画を目にする機会が増えてきています。マーケティング業界でも、動画の顧客への訴求力を活用した「動画メール」が注目され利用する企業が増えているようです。今回は動画をメールに添付する方法や注意点、効果を上げるコツなどをご紹介します。
目次
動画ファイルの容量について
まず、送信するファイルの容量が問題です。容量の上限は先方が使用しているメールサーバーによって変わりますが、一般的には20〜25MBほどです。近年では容量の大きいサービスが増えているといいますが、何年も前に契約したものを使い続けている場合、3MB程度に設定されていることもあるので注意が必要です。
また、メール用サーバーには、添付ファイルの容量制限を設けている場合があります。容量制限以上の書類や動画を添付すると、受け取りを拒否されてしまいます。容量オーバーによってメールそのものが届かなくなるため、もちろんメールに記入した文面も相手に伝わらず、連絡ミスにつながります。
何より「大容量の動画を直接貼ったメールを送りつけるのは失礼」と感じる方もいるので、ビジネスマナーの観点から見ても避けるのがベストです。
小さい容量なら送れるが、大容量は工夫が必要
まず、メールに動画を添付できるかどうかではなく、送信するファイルの容量が問題です。PDFやエクセル文書など、どのような書類であれ容量が大きすぎると送受信がうまくいかないことがあります。
メール用サーバーには、添付ファイルの容量制限を設けている場合があります。容量制限以上の書類や動画を添付すると、受け取りを拒否されてしまいます。容量オーバーによってメールそのものが届かなくなるため、もちろんメールに記入した文面も相手に伝わらず、連絡ミスにつながります。
容量の上限は先方が使用しているメールサーバーによって変わりますが、一般的には20〜25MBほどです。近年では容量の大きいサービスが増えているといいますが、何年も前に契約したものを使い続けている場合、3MB程度に設定されていることもあるので注意が必要です。
何より「大容量の動画を直接貼ったメールを送りつけるのは失礼」と感じる方もいるので、ビジネスマナーの観点から見ても避けるのがベストです。
動画メールの効果

すでにメールマガジン(メルマガ)で集客や販売促進を進めている企業は、「メールマガジンをたくさん配信しても開封率やクリック率が上がらない」という課題をお持ちではないでしょうか。
こうした課題に答えてくれるのが、メールに動画を組み合わせ新たなマーケティング手法「動画メール」です。
例えば、効果が見えやすいジャンルに飲食業界があります。フワッと湯気が立つ様子やナイフを入れたときの断面など、温度や香りまでも感じてしまうような動画のシズル感は静止画に勝ります。レシピ動画や食レポ動画などが人気を集めるのも、シズル感に惹かれる心理からといえるでしょう。このように動画をメールマガジンに活用することで来店や購入を促す取り組みが、動画メールなのです。
動画の効果を引き上げるコツ
動画メールの活用の意義は、あくまで「来客や購入といったアクションへのフックになる」ということです。ここでは、動画の効果を引き上げるいくつかのコツをご紹介します。
再生時間を短くする
メールに添付する動画は、7〜10秒ほどの短いものが最後まで視聴されやすいといわれています。多くの方はすきま時間にメールチェックを行うので、再生時間が長いものは敬遠されます。そもそも長尺の動画はデータ容量が大きくなってしまうため読み込みに時間がかかり、途中離脱の原因になります。短い再生時間に魅力を詰め込む工夫が必要です。
クーポンと組み合わせる
動画の最後に、Webサイトのクーポンページに自動遷移する仕組みを入れ込みます。例えば、ランチメニューを紹介する動画を最後まで見ると、そのランチがお得に食べられるクーポンが表示されるといったような流れです。動画のシズル感で食欲をそそり、クーポンで来客を促すという自然な顧客行動につなげることができます。
ステップメールと組み合わせる
既存会員向けのステップメールにも動画を活用できます。ステップメールとは、購入してもらった顧客に向けて計算されたタイミングでメールを打ち、リピート購入を促すものです。例えば、「通販化粧品を購入した方に向けたメールマガジンに美肌ケアの動画を組み合わせて、美へのモチベーションをくすぐることで次回購入を促す」などが考えられます。
映像技術以上に訴求したい内容にこだわる
機能性を訴求するCMのような動画よりも、商品を使ったときの「before/after動画」の方がリアルさから好感を得られます。
特別な撮影方法や編集方法などを活用した、技術にこだわった動画よりも、そもそも訴求したい内容を端的にわかりやすく伝えられているか、興味をくすぐるようなインパクトがある動画になっているかを追求する方が重要といえます。
動画メールの送信方法
メール上で動画を再生するには、いくつかの方法があります。自社や送信先の環境に合わせて選んでください。
1.最高画質のフル動画をメール上で再生する
あらかじめWebサーバーを用意しておき、そこに動画ファイルをアップロードします。そしてHTMLメールにVIDEOタグを挿入し、アップロードした動画を表示させます。
この方法は、最高画質のフル動画を容量制限を受けずに表示できることがメリットです。ただし、受信側の環境によっては表示できなかったり崩れてしまったりするリスクがあります。
2.GIFアニメをメール上に読み込ませる
動画をGIFアニメに変換し、Webサーバーにアップロードします。そしてHTMLメールにIMGタグを挿入し、アップロードした動画をメール内で再生させます。GIFアニメーションは、動画からそのまま変換すると元ファイルよりもファイルサイズが大きくなってしまう事があるため、画質を落としたり、再生時間を短くしたりするなどの工夫が必要となる場合があります。
メリットとしては、対応しているメーラーが比較的多いこと、Webサーバーから読み込むため添付ファイルのサイズ制限を受けないことがあげられます。一方で、GIFアニメーションファイルを置くためのサーバーが必要となることがデメリットとなります。
3.GIFアニメをメールに添付する
GIFアニメーションファイルをメールに直接添付します。「2」の方法とメール内での動画再生の完成イメージは同じとなりますが、動画ファイルの参照方法が異なるため、メリット・デメリットに違いが出てきます。
メリットは、HTMLに対応するほとんどのメーラーで表示できること、動画ファイルを直接メールに添付するため、Webサーバーなどのインフラを用意する必要がないことです。デメリットは、添付ファイルの容量制限を受けるため、動画の画質を抑えたり、尺を短くしたりすることでファイルサイズを抑える必要があります。また、複数の宛先へ一斉送信する場合には、必要なサイズのファイル添付に対応している配信サービスである必要があるので注意しましょう。
4.再生マークをつけた静止画を動画ページにリンクさせる
メール上の静止画をクリックするとリンク先で動画が流れる仕組みです。実際にはメール上で動画が動くわけではないので動画メールとは言い切れませんが、送信側はあまり手間をかけずに済みます。静止画には再生マークなどのデザインを施してクリックを促すことが必要です。
メリットはHTMLに対応するメーラーで表示できること、ファイルサイズの制約を受けないこと、デメリットは、動画を格納する先を検討する必要がある(サーバーへ格納か、ストリーミングサービスへアップロード)ことが挙げられます。
5.動画メールサービスで埋め込む
コストはかかりますが、受信側のメーラーを自動判定してそれぞれに最適な方法で自動再生できるサービスがあります。
相手の環境の都合で動画を見られないということが回避でき、手間をかけずに確実に最適な動画メールを送ることができます。
大容量の動画の送信方法
ここでは、大容量の動画をオンライン上で送信する場合の方法をご紹介します。
1.容量を小さくする
メールに添付するファイルを圧縮し、容量を制限内に抑えてから送信します。ファイル圧縮はzip形式がおすすめで、WindowsでもMacでもメニューから簡単に行えます。
複数のファイルを添付する場合には、フォルダにまとめてから圧縮すると1枚の添付で済みます。ファイルごとに圧縮すると先方は1ファイルごとに解凍保存作業しなければならなくなり、面倒をかけてしまいます。
お互いの手間を省くためにも、フォルダにまとめてから圧縮するようにしましょう。
2.クラウドに大容量ファイルをアップし、リンクを記載する
MicrosoftのMicrosoft「OneDrive」、Google「Googleドライブ」といったクラウドサービスを利用する方法なら、メールサーバーの容量制限以上のファイルも送れます。
手順は、大容量ファイルをクラウドサーバーにアップロードして共有し、メールに共有先のリンクを記載するだけです。そのため、メールそのものの容量は少なく済みます。フォルダごとに共有ができるので、複数のファイルがある場合も簡単です。
PCだけではなくタブレットやスマートフォンからもアクセスできるので、受信相手のデバイスを選びません。加えて大手のMicrosoftやGoogleならセキュリティ面でも安心です。
3.インターネット上の無料オンラインストレージサービスを利用する
無料で利用できる大容量データ転送サービスもあります。操作方法はサービスによってさまざまですが、基本的にはインターネット上のストレージに書類をアップロードするとダウンロード用のURLが取得できるので、先方へのメールに記載して連絡するだけです。サイト上からメッセージ入りのメールを直接送ることができるものもあります。
ダウンロードできる期間を決められるものや、パスワードの設定、ダウンロード通知など、セキュリティ面をフォローするサービスもあります。トラブルを回避するためにも確認しておきましょう。
参考:IFACT「無料で大容量のデータを転送できるサービス5選
Dropbox
クラウド型データ共有ストレージサービスのDropboxでは、アップロードしたデータのURLを伝えるだけで簡単に動画を共有することができます。容量の大きな動画を圧縮せずに送りたい場合には特に活躍し、クリエイティブなデータを劣化させずに共有したい場合などにも便利です。有料プランを契約すると2TB以上のストレージを利用できますが、まずは2GBまで利用できるBasicプランを無料で試すのもおすすめです。
firestrage
firestrageは、個数無制限でファイルをアップロードできるオンラインストレージサービスです。1ファイルあたり2GBを上限に20個までのデータを一括でアップロードすることが可能なので、個人利用にもビジネス目的の利用にもおすすめです。ファイルの保存期間も7日間まで設定できるので、確実にデータをダウンロードしてもらいたい場合でも安心です。長い間ファイルを置いておきたくないという場合は、1時間で削除される設定も用意されているため、その場ですぐにデータの受け渡しを行いたいときにも活躍します。
登録不要で利用できるのが魅力ですが、無料会員登録をすることでファイルの削除機能やダウンロード通知機能などを使えるようになり、セキュリティが高まるというメリットがあります。さらに有料プランになると専用回線を優先的に使うことができ、スムーズなアップロードが可能になります。
気軽に動画を送る方法
ここでは、気軽に動画を送る方法をご紹介します。
LINE
LINEでは、最長で5分までの動画をトーク画面でシェアできます。容量制限はありませんが、あまりに大きなサイズの動画を送ると受信する際に時間がかかる場合があるので注意しましょう。
送る動画の画質を選択したいときは、「設定」から「写真と動画」を開き、「送信する写真の品質」から希望の選択肢を選ぶと設定できます。撮影時のサイズや画質を変更せずに送りたい場合は、「オリジナル画質」にチェックを入れてから送信しましょう。
まとめ

一般の方でもスマホで動画を撮影し、共有することは珍しくなくなりました。マーケティングの場面でも、今後ますます動画の活用が加速するでしょう。しかし一般ユーザーであれ企業間での取引先であれ、送信先のデバイスや環境は統一されているわけではありませんし、最新とは限りません。
「送信できない」「再生できない」といったストレスを抱えることが無いよう、動画メールの汎用性のある送信方法をいくつか知っておきましょう。
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