HTMLメールが受信できない原因と対策!スマホで表示されない時の対策も紹介

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HTMLメールが受信できない原因と対策!スマホで表示されない時の対策も紹介

HTMLメールでメルマガを配信するときに困るのは、メールが届かない・受信できないことです。しかし、顧客がメールを受信できないことには、さまざまな原因が考えられます。

そこで本記事では、HTMLメールが届かない・受信できない原因を取り上げます。さらに、メールが届かないときにできる対策や、画像が表示されない対策についてもあわせて解説します。

目次

    HTMLメールが受信できない原因

    HTMLメールは開封などの計測やデザイン性にこだわったメールを送れるという特徴があります。しかし一方で、テキストメールに比べてHTMLメールは受信できない場合があり、顧客にメールが届かないことがあります。そこで、HTMLメールが受信できない原因について以下の3つを紹介します。

    キャリアメールで受信している

    HTMLメールが受信できない1つ目の原因は、顧客がメルマガをキャリアメールで受信していることにあります。キャリアメールは、大手のドコモやソフトバンク、auが提供しているスマートフォン(携帯電話)向けの電子メールサービスのことです。日本でキャリアメールが使えるのは、上記の3社のみとなります。

    例えば、ドメインが「@docomo.ne.jp」「@ezweb.ne.jp」「@softbank.ne.jp」といったアドレスの場合はキャリアメールで受信しているということです。キャリアメールでHTMLメールを受信した場合、そもそもHTMLメールが見られなかったり、画像やデザイン表示されてなかったりすることがあります。

    またアドレスが同じでも、表示するスマートフォンのOSによっても表示されるかどうかは異なります。iPhoneは標準で使われているメールアプリがありますが、Android端末の場合は標準的なものがないため、端末によって表示されるかどうかが異なることが多いです。

    MMSで受信している

    次に、HTMLメールが受信できない原因としてMMSが挙げられます。MMSは、「マルチメディア・メッセージング・サービス(Multimedia Messaging Service)」の頭文字を取った用語です。メッセージサービスのSMSと語感が似ているため混同されやすいところがありますが、どちらもメッセージを送るという点では同じです。

    MMSは、いわゆるスマホのトークアプリやLINEアプリのような対話型の会話文でやり取りができるメッセージサービスです。SMSのように電話番号のみではなくメールアドレスでも受信が可能です。当然ながら、メルマガ配信のメールも受け取れます。しかし、MMSはアプリのシステムやフォーマットが原因で、HTMLメールの受信に失敗することがあります。

    メールソフトの設定により迷惑メールフォルダに入ってしまっている

    メールソフトの設定によっては、HTMLメールだと受信ボックスではなく、迷惑メールフォルダに振り分けられてしまう場合があります。

    近年はHTMLメールのセキュリティの問題は解決されてきていますが、悪徳な業者がHTMLメールを多く悪用していたこともありました。その対策として、メールソフトに制御をかけている会社は現在も一定数存在します。

    迷惑メールフォルダに振り分けられてしまっている場合は、「届いてなかった」と判断して見逃すケースもあるでしょう。

    HTMLメールのデータ量が大きすぎる

    データ量の大きいHTMLメールは受信できないケースがあります。HTMLメールは、画像や装飾などのデザイン性に優れているために、データ量が大きくなりがちです。その結果として、通信に時間がかかったり、受信側のメールフォルダを圧迫してしまったりします。また、メールソフト側の許容サイズを超えてしまう場合、エラーとなって返ってくることもあります。このようにデータ量の大きさが原因で受信に失敗することが十分に起こります。

    スマホでHTMLメールを受信できない時の対策

    メルマガを配信する顧客のデバイスがスマホだった場合に、HTMLメールを受信できないことが稀に発生します。その場合の対策として、以下の3つの方法があります。ここからは、メルマガ配信者の視点で気をつけたい、具体的な対策方法について解説します。

    キャリアメールにはテキストメールを配信する

    キャリアメールに対してHTMLメールではなく、テキストメールを配信するという対策が挙げられます。テキストメールは、名称の通り文字(テキスト)だけで表現したメール形式です。色のある絵文字や画像、デザイン性などはなく、文字だけのシンプルなメール構成が特徴といえます。

    テキストメールは文字ばかりで見やすくするための工夫が必要です。しかし、「メールが届かない」「届いても閲覧できない」というトラブルを回避できる数少ない方法です。メルマガを顧客がスマホ環境で受け取るとわかっている場合には、すぐにでも取り入れられるため、技術的な専門知識やスキルがなくても即実践できます。

    Webブラウザへ誘導する

    スマホのメール環境ではHTMLメールを受信できない場合に、Webブラウザへ誘導する方法があります。特に、「テキスト部分は受信できたが、他の画像やデザインに関わる部分が上手く受信(表示)できない」という場合に有効です。

    WebブラウザのURLを用意しておくことで、メールでは確認できなくてもブラウザで表示できます。すなわち、スマホのメールソフト環境に依存しないメルマガの講読が可能です。

    マルチパート配信をする

    メルマガ配信で「HTMLメールをまとめて配信したいけど、受信できない人にも柔軟に対応したい」という方も中にはいます。上記のケースでは、マルチパート配信をするという方法が有効です。

    マルチパート配信では、HTMLメールだけが受信できない・見られないという場合に、テキストメールを受信して表示する仕組みを採用しています。つまり、環境に応じて選択的に表示形式を決められるという訳です。
    HTMLメールを優先としつつ、受信ができない場合にはテキストメールにすることがメルマガには最適です。

    メールマーケティングサービスの「配配メール」では、マルチパート配信が可能となっています。詳しいコンサルタントによる運用支援もサービスに含まれています。「配配メール」のマルチパート配信についてもっと詳しく知りたい方は、ぜひ以下からご覧ください。
    https://www.hai2mail.jp/function/multipart.php

    HTMLメールで画像が表示されない時の対策

    メルマガを受け取った顧客がHTMLメールを開いた際に、「画像が表示されない」というトラブルがあります。ここでは、画像が表示されない場合に、優先的に確認したい点や表示するための対策について解説します。

    URLを絶対パスにしていない

    HTMLメールで画像が表示されない時に、メルマガ配信者がまず確認したい点として、URLの絶対パスが挙げられます。

    絶対パスとは、画像ファイルを初めから終わりまで完全に記述するパス(ファイル階層構造)のことです。別名「フルパス」と呼ばれており、HTMLメールではこれがないと画像を読み込むことは基本的にできません。なぜなら、HTMLメールには、メールを読み込むサーバーとは別に、画像を都度読み込んでメールに表示させるためのサーバーが別々に必要となるからです。

    階層によって読み込むパスが変わってしまうと、画像が読み込めなくなります。したがって、画像が表示されない場合に、「絶対パスで記述していない画像をHTMLメールで配信する」というミスがないかチェックすることが大切です。

    上記のようなパスが要因で表示されないケースは他にも、「サーバーの応答がない・アクセス制限がある」、「画像がパスのところにない」、「絶対パスの記述(画像サーバー)に問題がある」などがあります。

    メールの受信側の設定が問題になっている

    配信した側に問題がなくても、メールの受信側の設定が問題で画像が表示されないということも十分にあり得ます。上記の理由として、まずはセキュリティ(ファイヤーウォール)のブロックにひっかかって画像を表示しないようにHTMLメールに対して表示しない処理を自動的にしているなどが考えられます。

    受信側の設定が問題となっているケースの時は、メルマガ配信者としては「画像が表示されない場合は設定を見直してください」といった注釈を入れるなど、受信者に対応をお願いするような対策が可能です。メールの下部に小さく注釈を記載しておけば、メインコンテンツの邪魔にもならないので入れておいても良いでしょう。

    HTMLメールで画像が表示されない時の対策については、こちらの記事で詳しく説明しているのでぜひ合わせてご覧ください。

    まとめ

    今回は、メルマガを送る際に、HTMLメールが受信できない原因や対策について解説しました。受信できない原因としては、キャリアメールやMMSでの受信、メールソフトの設定などが背景にあります。

    受信できない時の対策として、キャリアメールに対してはHTMLメールよりもテキストメールで送ること、Webブラウザへの誘導をすること、マルチパート配信をすることなどが有効です。画像が受信・表示されない場合にも絶対パスの確認やメール設定の確認をするなどして対策しましょう。

    また、弊社が提供している配配メールでは、HTMLメールを受信できないときの対策にもなるマルチパート配信や、メールの作成も直感的に作成できるような機能があります。

    「HTMLメールを受信できるようにするなど、メール配信のトラブルの対処が大変」という方は、ぜひこの機会にメール配信サービスの活用を検討してみてはいかがでしょうか。具体的にどういったことができるのかは、下記バナーより資料をダウンロードしてご確認ください。

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    記事執筆者紹介

    記事執筆者 山盛 有希子紹介
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    株式会社ラクス ラクスクラウド企画部 オンラインプロモーション課

    自動車部品メーカーで広報として3年間従事し、2020年6月にラクス入社。オンラインマーケティングチームに所属し、メルマガ運用やメルラボの企画・コンテンツ作成を担当。社内外向けにセミナーや勉強会を行い、メールマーケティングのナレッジを提供している。

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