kintoneと連携できるメール配信システムおすすめ3選

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kintoneと連携できるメール配信システムおすすめ3選

kintoneの顧客情報を活用してメール配信を実施したいと考えている方も多いのではないでしょうか。

そもそもkintoneからメール配信はできるのか、kintoneで管理している顧客に効率的にメール配信をする方法があるのかなどさまざまな疑問をお持ちの方に、kintoneからメール配信を行う方法についてご紹介いたします。

目次

    kintoneからメール配信する方法

    kintoneは業務改善プラットフォームであり、顧客情報の管理が可能ですが、kintoneの標準機能では管理している顧客情報に対してメール配信をすることはできません。

    では、どのようにメール配信を行うことができるのでしょうか。

    API開発

    API(Application Programming Interface)とは、ソフトウェアやシステム間でデータや機能を共有できる仕組みのことです。

    簡単に言うと、異なるシステムを組み合わせることで、新たな機能を付け加えることができるということです。

    しかし、APIを行う場合、プログラミングやデータベース、セキュリティ関連の知識が求められます。

    また、開発するのに人的リソースや外部に委託するとなると費用が発生するため手軽にメール配信をしたいと考えている方には不向きな手法になります。

    プラグイン

    プラグインとは、kintoneの機能を拡張することができる追加プログラムです。

    kintoneの管理画面からファイルをインストールするだけで機能を拡張できる点が大きな特徴です。

    そのため、APIのように別途開発する必要がなく、簡単に利用することができます。

    プラグインを使用する際の注意点としては、メール配信の目的や想定のメール配信数を予め想定して使用することです。

    プラグインを使用したメール配信は1to1でのメール配信や社内報の配信で使用されるケースが多いです。

    これはメールを配信する際の配信サーバーが関係します。

    一般的なメール配信サービスであれば、大量のメールを配信することを前提に専用の配信サーバーを設けていることから大量のメール配信の負荷にも耐えることができます。

    しかし、プラグインの場合専用の配信サーバーを設けているケースが少ないため、顧客リストへの大量配信や一斉配信を想定している場合は、このあとご紹介する外部のメール配信サービスとの連携をおすすめいたします。

    外部サービスとの連携

    外部サービスとの連携は、ベンダーが提供しているメール配信サービスとの連携です。

    外部サービスを用いることで、kintoneの顧客情報を外部サービスに自動連携することで手間なくメールを配信することができます。

    前述したように、外部サービス連携の場合は、kintoneの顧客に対してメールを大量配信する用途に適しています。

    しかし、すべてのメール配信サービスがkitnoneと連携することができる訳ではないため、サービス選定をする際は事前にkintoneと連携することができるか把握しておく必要があります。

    kintoneと連携できるメール配信システムおすすめ3選

    この章では、kintoneで管理している顧客に、「大量配信をしたい」「メール配信を通じて営業活動を効率的に行いたい」と考えている方におすすめの外部メール配信サービスを3つご紹介いたします。

    メールワイズ

    メールワイズはkintoneを提供しているサイボウズ社のメール管理・共有サービスです。

    基本的には、社内でのメール共有や問い合わせメールの対応・管理といった用途で使用されるケースが多いです。

    ただ、HTMLメールの作成や配信、一斉配信といった機能も搭載されているため、kintoneの顧客情報を活用したメール配信が可能となっています。

    <特徴>

    • サイボウズ製品のため、サーバーなどのセキュリティ面が安心
    • メール対応を一元管理し業務効率化することができる
    • メールワイズを利用するユーザーに応じた課金体系のため、少数で運用する際はコストを抑えることできる
    • 単純な一斉配信は可能だが、ステップメールのような配信機能は搭載されていない

    kMailer

    kMailerはトヨクモ社が提供するメール配信サービスです。

    初めてkintoneと連携できるメール配信サービスの提供を開始したサービスであることから実績が豊富なことが大きな特徴です。

    しかし、送信元のアドレスは固定で1つのみの固定、また配信サーバーは利用するアドレスドメインに準ずる形となっています。

    そのため、営業担当者ごとに配信先を変更したり、大量配信をする運用の場合は賄いきれない可能性があるため注意が必要です。

    <特徴>

    • HTMLメール配信など基本的なメール配信機能を標準搭載
    • 添付ファイルの個別配信にも対応可能
    • 送信元アドレスが固定になるため、送信元を変更するような柔軟な運用が難しい

    配配メール

    配配メールは、楽楽精算などを提供するラクス社のメール配信サービスです。

    配配メールは導入社数10,000社以上の導入実績があり、メールマーケティングのトレンドや事例を研究・検証し、成果の出た運用ノウハウや成功事例を配配メールというサービスを通じて提供しています。

    2023年3月にkintoneとの連携をリリースし、既に数多くの企業様に導入されています。

    kintoneで管理している顧客情報を開発不要でkintoneと連携ができ、kintoneで管理している顧客ステータスの変更に応じてステップメール配信などの販促活動に適したメール配信サービスです。

    <特徴>

    • 毎時100万通の大量配信が可能
    • 送信元のアドレスは配信設定時に選択が可能
    • ステップメール配信やセグメント配信など目的に応じた配信手法が選択可能
    • 配信結果をkintoneに自動同期できるため、メールに反応した顧客に応じた即時フォローが可能

    関連記事はこちらkintone × 配配メール連携

    比較表

    ご紹介した3つのメール配信サービスを簡単に比較できるよう、表にまとめています。

    製品名 配配メール Mailwise kMailer
    料金体系 プランに応じて変動 月額500円~/1ユーザー 月額15,000円~/1ドメイン
    連携方法 システム連携/プラグイン プラグイン システム連携
    HTMLメール
    ステップメール
    分析機能

    メール配信システムを選ぶ際のポイント

    kintoneと連携できるメール配信サービスを3つご紹介しましたが、導入するサービスを選定する際に、どのような基準で選定すればよいか迷われる方もいらっしゃるかと思います。

    そこで、メール配信サービスを選定する際に知っておきたいポイントを4つご紹介します。

    メール配信をする目的の整理

    どのような目的でメール配信をするか明確にすることが最重要ポイントです。

    社内報など情報周知、イベントやサービスに関する情報周知、メール配信を通じて見込み客の醸成や商談獲得のような営業用途など目的に応じて、使うべき機能が変わってきます。

    そのため、自社の配信目的がなにか何か、その目的を達成するためにはどのような機能が必要かを予め想定し、適切なメール配信サービスを選定することが成果への近道です。

    関連記事はこちらメルマガ配信ソフト選びは目的と機能が大事!失敗しないメルマガ配信ソフトの選び方

    配信性能の確認

    メール配信を行っても、送信先にメールが届かないと意味がありません。

    そのため、メール配信サービスの配信速度や到達率を確認しましょう。

    ・配信速度
    配信速度とは、1時間あたりに配信できるメールの件数を表します。

    一般的なメール配信サービスであれば、毎時数十万から数百通と言われています。

    しかし、GmailやOutlookなどのメーラーと呼ばれる配信サーバーを使用する場合、配信速度が毎時500通と制限されています。

    また、1日あたりに送信できるメール配信数にも制限が存在するため、これを知らずに運用をしてしまうと思い描いていた運用ができない可能性があります。
    そのため、大量配信を想定されている場合は、GmailやOutlookのようなメーラーではなく、ベンダーが提供するメール配信サービスをおすすめします。

    ・到達率
    到達率とは、送信したメール件数のうち、受信者のメールサービスに届いた割合を表す指標です。(到達率=配信成功数/配信総数)
    到達率が低いとメールが読者に届いていないことを意味するため、到達率もメール配信サービスを選定する上で重要な指標の1つです。

    セキュリティ対策の有無

    企業で利用する場合、メール配信サービスのセキュリティ対策が万全かどうかも重要なポイントです。

    誤送信のような人為的なミスから起こりうる個人情報の漏えいを防ぐために、ログインできる人を制限する権限設定ができるメール配信サービスもあります。

    また、メール配信には送信先つまり顧客のメールアドレスなどと言った個人情報を扱うことになり、メール配信をする際はメール配信サービスにその情報を預けることになります。そのため、預けている顧客情報が適切に管理されているかも重要なポイントです。

    関連記事はこちらメール配信におけるセキュリティは大丈夫?情報漏洩しないための配信サービスの選び方

    サポート体制の有無

    操作方法で困った時、なにか不具合が生じた時などに問い合わせができる窓口があると安心してメール配信をすることができます。

    サービスによっては、そもそも問い合わせできる窓口がない場合や問い合わせ窓口があってもメールやチャットのみで直接電話で確認できないと言うこともあります。

    そのため、担当制によるサポートや、電話やメールなどでいつでも問い合わせができるサービスをおすすめします。

    まとめ

    kintoneからメールを送る方法や外部サービスと連携する際に押さえておきたいポイントなどをご紹介しました。

    一番重要なこととして、「どのような目的でメール配信をするか」「ゴールはなにか」ということをまず決めることです。

    目的を明確にした上で、どのメール配信サービスがマッチするか選定していくことで、その先の成果が変わってきます。

    kintoneからメール配信を検討される際は、本記事を参考にしていただければ幸いです。

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    記事執筆者紹介

    記事執筆者 井上 学人紹介
    井上 学人
    株式会社ラクス ラクスクラウド企画部 オンラインプロモーション課

    前職は建設DX関連の事業会社でフィールドセールスを2年間経験し、その後マーケティングに異動。リスティング広告やサイト改善をメイン領域としインサイドセールスの立ち上げなどに従事。2022年9月にラクスに入社。現在はリスティング広告の運用を担当。

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