インサイドセールスツール8選!導入前に押さえるべき基礎知識と比較ポイントを解説

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インサイドセールスツール8選!導入前に押さえるべき基礎知識と比較ポイントを解説

営業の効率化や人手不足の解消などいくつものメリットがあることから、近年インサイドセールスが注目されるようになっています。インサイドセールスは、もともとは直接取引先をまわることが難しいアメリカなどで広く使われてきた営業手法です。
現在はインターネットの普及による顧客の購買行動の変化なども影響し、新しいメリットが注目されるようになっています。インサイドセールスの導入を検討している企業も多いでしょう。今回はインサイドセールス導入の際に必要なツールについてご紹介します。

目次

    インサイドセールスツールとは?

    近年注目されているインサイドセールスですが、具体的にはどのような営業手法なのかわからないという人も多いようです。

    現代の営業手法はインサイドセールスとフィールドセールスの2種類に分けられます。そこで、まずはインサイドセールスの概要についてご紹介すると共に、フィールドセールスとの違いをご紹介します。

    インサイドセールスの概要

    インサイドセールスは、電話やメール、オンライン会議ツールを活用し、訪問なしで顧客と接点を持つ営業スタイルです。移動の手間が省け、短時間で多くの見込み客にアプローチできる点が強みです。人手不足が深刻化する中、少人数でも効率的に営業成果を上げられる手法として、多くの企業に注目されています。

    さらに、インターネットの普及により、顧客は営業に頼らず自ら情報を集め、購買を検討するようになりました。営業活動の主導権は「売り手」から「買い手」へと移りつつあり、適切なタイミングで正確な情報を届ける重要性が増しています。

    そのような営業環境を支えるのが、インサイドセールスツールです。CRMやSFA、MAなどのツールは、顧客情報の一元管理、コミュニケーション履歴の記録、商談進捗の把握などを可能にし、営業の精度とスピードを高めてくれます。

    ただし、インサイドセールス単体では成果に限界があります。マーケティング、インサイドセールス、フィールドセールスの連携が不十分だと、情報の重複や引き継ぎミスが発生し、顧客対応に支障をきたします。三者がリアルタイムかつ正確に情報を共有し、ひとつのチームとして動ける体制を整えることが、真の営業力強化につながります。

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    フィールドセールスとの違いとメリット

    近年、非対面で効率的に顧客へアプローチできるインサイドセールスが注目を集めていますが、だからといってフィールドセールス(訪問営業)が不要になったわけではありません。両者は役割や得意とする場面が異なり、どちらも営業活動において欠かせない存在です。

    インサイドセールスは、主に電話やメール、オンラインツールを用いて非対面でリードの育成やアポイント獲得を行う営業スタイルです。効率重視で、広範な顧客にスピーディーに対応できるのが強みです。一方で、顧客と直接顔を合わせ、対話の中で深い信頼関係を築いていくのがフィールドセールスの持ち味です。商談フェーズが進んだ顧客や、既存顧客との関係強化においては、訪問の力がものを言います。

    インサイドセールスで事前に情報収集やニーズ把握を進め、フィールドセールスがそれをもとに対面で提案・クロージングを行う。このように両者を組み合わせることで、それぞれの長所を最大限に発揮する営業体制を構築することが可能です。現代の営業では、分業と連携のバランスがカギとなっています。

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    インサイドセールスツールの種類

    インサイドセールスという手法そのものはシンプルで、新しい営業スタイルではありません。実際に日本でも昔から導入している企業は少なくありませんでした。

    そのため、導入のハードルはそれほど高くありませんが効果を最大限に高めるためにはある程度の準備・体制作りが必要です。ツールの導入もそのひとつとなります。

    そこで、インサイドセールスの効果を高めるために必要な3種類のツールをご紹介します。

    MA(マーケティングオートメーション)ツール

    MAとはマーケティングオートメーションの略です。その名の通り、あらゆるマーケティングに関するさまざまな業務を自動化することができるシステムです。

    近年、顧客のニーズが多様化したことを受けてマーケティングに求められる要素や手法が複雑化したことにより、多くの企業で導入されるようになっています。

    MAはマーケティングに必要なさまざまな情報のインプットから分析、アウトプットまで総合的に行うことのできるシステムで、マーケティング部門のみではなく営業部門にも大きく関わっています。

    特に、情報の共有や管理において重要な役割を持つツールですので、インサイドセールスにおける営業活動の管理・状況のリアルタイムでの共有などが可能となります。

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    CRM(顧客関係管理)ツール

    CRMとはカスタマー・リレーションシップ・マネジメントの略です。簡単に説明すると顧客管理を行うためのシステムです。

    顧客管理というとエクセルなどで顧客の基本情報などを整理することをイメージする人も多いかもしれません。しかし今日では顧客からの需要も多様化していることにより、高度な顧客情報管理が求められています。

    CRMでは顧客の基本情報のみではなく、購買履歴や直近の行動までリアルタイムで管理することができます。より細かく管理することによって優先度の高い顧客などを見極めることができるので、インサイドセールスの効率をさらに高めることが可能となります。

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    SFA(営業支援)ツール

    SFAとはセールス・フォース・オートメーションの略です。日本語では営業支援システムと呼ばれることもあります。その名の通り、営業を支援することを目的としたツールですので、インサイドセールスにも大きく関わっています。

    SFAにはさまざまなメリットがありますが、最も大きいのは営業状況などの共有です。従来、営業は担当者が個人レベルで情報を管理して業務を行うというケースが少なくありませんでした。しかし、これでは営業の品質にバラつきが発生するだけではなく、引き継ぎが必要となった際に問題が起こることもあります。

    SFAによって適切に情報共有を行うことができれば、このような問題を解決することができます。

    【種類別】インサイドセールスの主な機能

    MAツール

    MA(マーケティングオートメーション)ツールは、見込み顧客のデータをまとめて管理し、属性や行動履歴に応じたメール配信が可能です。メール開封や資料請求といった反応に点数をつけるスコアリング機能により、関心度の高い見込み客を抽出できます。

    例えば、メールを開封した顧客には1点、リンクをクリックした場合は3点、資料請求を行った場合は5点といったように、行動ごとに点数を設定します。見込み客が複数のメールを開封し、さらに資料請求まで行った場合、その合計スコアが高くなり、購買意欲が高いと判断されるのです。これにより営業部門は、確度の高い顧客を優先してアプローチでき、効率的な営業活動が可能になります。

    さらに、顧客の行動に連動して次のアクションを自動で設定するシナリオ設計機能、ランディングページの作成、アクセス解析、レポート作成も可能です。後述するCRMやSFAと連携させることで、より高度なマーケティング施策の実行も可能になります。

    MAツールは、個別対応を強化したい企業にとって心強いツールです。導入することで、見込み顧客の育成から成約までのプロセスをスムーズにし、業務効率と成果の両方を向上させることが期待できます。

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    CRMツール

    CRM(顧客関係管理)ツールは、既存顧客との良好な関係を維持・強化するための仕組みを提供します。基本的な顧客情報や購入履歴の管理はもちろんのこと、LTV(顧客生涯価値)やRFM(最終購入日・購入頻度・金額)といった分析手法を使い、顧客の価値や行動パターンを把握することができます。

    これにより、重点的にアプローチすべき顧客層が明確になります。また、営業活動の進捗を記録し、商談の状況や契約の可能性をチームで共有できるのも特長です。問い合わせ管理では、過去の履歴やテンプレートを活用して、スピーディーで一貫性のある対応が可能になります。

    さらに、メール配信機能やファイル共有、社内申請・承認のワークフローにも対応しており、情報のやり取りや社内連携をスムーズにします。これらの機能により、顧客対応の質を向上させるだけでなく、部門を超えた効率的な業務運営にも貢献します。特にサポート業務が多いコールセンターや、顧客接点の多い企業にとっては不可欠なツールといえるでしょう。

    関連記事はこちらMA・SFA・CRMの違いって?各システムの連携で生まれるメリットも解説

    SFAツール

    SFA(Sales Force Automation)ツールは、営業活動を効率化し、成果を高めるための支援システムです。顧客の基本情報や取引履歴に加え、コール数やアポイント、訪問件数、提案内容、受注実績など、営業の流れを詳細に記録・管理できます。

    商談の進行状況や競合の動向、契約見込み額なども把握しやすく、現場での意思決定が迅速かつ的確に行えます。さらに、名刺のデジタル管理、スケジュールやタスクの共有、社内資料のやり取り、申請・承認のプロセスにも対応しており、日々の業務効率を底上げします。

    営業活動の見える化により、成果につながる行動パターンを分析して再現性の高い手法としてチーム全体に広げることが可能です。SFAは、組織的な営業力強化を図る上で、非常に有効なツールといえるでしょう。

    関連記事はこちらSFAとは何か?CRM・MAとの違いや主な機能、メリットを解説

    【比較表】インサイドセールスツール8選

    ※この表は横スクロールが可能です。

    サービス名 提供会社 料金体系 主な機能 サポート体制
    1.配配メールBridge 株式会社 ラクス 初期費用・月額費用:要問い合わせ
    無料トライアル:あり
    企業リスト提供、メール配信、フォーム作成、ポップアップ、Web来訪通知、シナリオ機能、kintone・Salesforceとの連携 導入支援、運用サポート、資料提供、問い合わせ対応
    2.Marketo Engage Adobe 初期費用・月額費用:要問い合わせ
    無料トライアル:なし
    リード管理、スコアリング、キャンペーン管理、パーソナライズ、マルチチャネル対応、Salesforceとの連携 専門チームによるサポート、オンラインリソース提供
    3.SATORI SATORI株式会社 初期費用:30万円~
    月額費用:14.8万円~
    無料トライアル:あり
    匿名ユーザー対応、メール配信、スコアリング、シナリオ設計、LINE連携、Web行動解析 導入支援、活用支援サイト、24時間365日サポート、セミナー開催
    4.Salesforce Starter Suite Salesforce 初期費用:なし
    月額費用:3,000円~
    無料トライアル:あり
    顧客管理、商談管理、タスク管理、メールキャンペーン、レポート作成、モバイル対応 オンラインサポート、チュートリアル、コミュニティフォーラム
    5.HubSpot CRM HubSpot 初期費用:なし
    月額費用:無料プランあり、有料プランは2,400円~
    無料トライアル:あり
    顧客管理、Eメールトラッキング、タスク管理、チャットボット、レポート作成、外部ツール連携 オンラインサポート、ナレッジベース、コミュニティフォーラム
    6.Zoho CRM Zoho Corporation 初期費用:なし
    月額費用:1,680円~
    無料トライアル:15日間
    顧客管理、営業支援、マーケティングオートメーション、AIアシスタント、レポート作成、モバイル対応 オンラインサポート、ナレッジベース、コミュニティフォーラム
    7.Sales Cloud Salesforce 初期費用:なし
    月額費用:3,300円~
    無料トライアル:あり
    顧客管理、商談管理、見込み客管理、売上予測、レポート・ダッシュボード、モバイル対応 オンラインサポート、チュートリアル、コミュニティフォーラム
    8.BALES CLOUD スマートキャンプ株式会社 初期費用:導入サポート料
    月額費用:ID利用料金×利用人数
    無料トライアル:要問い合わせ
    ワンクリック発信、メール自動送信、タスク管理、活動履歴の可視化、MiiTel・Salesforceとの連携 導入支援、運用サポート、問い合わせ対応

    【MA】インサイドセールスツールおすすめ3選

    マーケティング活動を効率化し、営業成果を最大化するために欠かせないのがMA(マーケティングオートメーション)ツールです。インサイドセールスと連携しやすいツールを導入すれば、リード育成から商談創出までをスムーズに実現できます。ここでは、特におすすめの3つのMAツールをご紹介します。

    1.配配メールBridge

    配配メールBridge

    出典:【公式】配配メールBridge - 商談獲得特化型ツール

    「配配メールBridge」は、BtoB向けに開発されたマーケティングオートメーションツールで、営業活動の成果向上を支援します。最大の特長は、新規開拓支援とホットリードの抽出です。企業データベースと連携することで、ゼロからターゲットリストを作成できます。さらに、Webサイトに訪問した見込み客へポップアップを表示し、資料請求などのアクションを促します。

    メールの開封やリンクのクリックなどの行動はリアルタイムで検知され、関心度の高い顧客を営業担当へ通知します。Salesforceやkintoneとのノーコード連携にも対応しており、データの一元化が可能です。初めてMAツールを導入する企業向けに、専任担当者による手厚いサポートも用意されており、定期的に活用支援が行われます。見込み顧客の育成から営業活動の効率化まで、幅広い活用が期待できる実践型ツールです。

    さらに、直感的に使えるUIやシンプルな操作画面も大きな魅力で、社内に専門知識を持つ担当者がいなくてもスムーズに導入できます。営業とマーケティング部門が連携しやすくなり、部門横断で成果を上げたい企業にとって、非常に心強い選択肢となるでしょう。

    2.Marketo Engage

    Marketo Engage

    出典:Marketo Engageマーケティングオートメーション | Adobe Experience Cloud

    Adobe Marketo Engageは、Adobeが提供するマーケティングオートメーションツールで、BtoB・BtoCを問わず多くの企業で導入されています。このツールは、メール配信やリード管理、スコアリング、キャンペーン運用など、マーケティング活動を幅広くカバーしており、特に顧客との関係構築とエンゲージメント強化に優れています。

    AIを活用して顧客の行動を分析し、その関心や購買意欲に合わせたパーソナライズされたコンテンツを自動配信できるため、見込み顧客の育成に効果的です。また、メール、Web、SNSなど複数のチャネルを横断して一貫したメッセージを届けられるのも強みです。

    Salesforceやkintoneなどの外部CRMとも連携可能で、情報の一元管理や営業との連携もスムーズに行えます。

    3.SATORI

    SATORI

    出典:マーケティングオートメーションツール SATORI

    「SATORI」は、国産のマーケティングオートメーション(MA)ツールで、特にBtoB企業向けに設計されています。匿名ユーザーへのアプローチや、見込み顧客の育成、営業活動の効率化を支援する多彩な機能を備えています。

    Webサイト訪問者の大多数を占める匿名ユーザーに対しても、ポップアップやプッシュ通知などを活用してアプローチし、実名リードへの転換を促進します。これにより、新規顧客の獲得機会の拡大が可能です。

    また、ユーザーの行動履歴や属性情報をもとに、メール配信やシナリオ設計、セグメント分けなどの自動化もできます。これにより、見込み顧客の関心度に応じた最適なタイミングでのアプローチが可能です。

    直感的なUIと日本語対応のサポート体制により、マーケティング初心者でもスムーズに導入・運用が可能です。さらに、24時間365日のサポートや定期的なセミナー開催など、導入後の支援も充実しています。

    【CRM】インサイドセールスツールおすすめ3選

    インサイドセールスの成果を高めるには、顧客情報を正確に把握し、適切なタイミングでアプローチする仕組みが欠かせません。そこで重要になるのが、CRM(顧客関係管理)ツールの活用です。ここでは、インサイドセールスと相性が良く、導入しやすいCRMツールを3つ厳選してご紹介します。

    1.Salesforce Starter Suite

    Salesforce Starter Suite

    出典:Starter Suite (スタータースイート)

    Salesforce Starter Suiteは、中小企業やスタートアップ向けに設計されたクラウド型CRMツールで、マーケティング、営業、カスタマーサポートといった主要機能をひとつのプラットフォームに統合しています。

    顧客情報の一元管理により、部門間の連携がスムーズになり、営業活動やサポート対応の質が大きく向上します。例えば、営業では商談やタスクの進捗を可視化し、マーケティングではセグメントに応じたメール配信が可能となるなど、それぞれの業務を効率化しながら成果を高める設計がなされています。

    また、直感的に操作できるUIとガイド付きの初期設定により、ITに詳しくないユーザーでも安心して導入可能です。

    2.Hubspot CRM

    Hubspot CRM

    出典:HubSpot(ハブスポット)|CRM・SFA・MA・CMSなどが一元化されたビジネスに最適なツールをご提供します

    HubSpot CRMは、マーケティング、営業、カスタマーサービスを統合したクラウド型の顧客関係管理(CRM)ツールで、特に中小企業やスタートアップに適した無料プランが用意されています。直感的なユーザーインターフェースと豊富な機能により、顧客情報の一元管理や業務の効率化を実現します。

    このCRMの特徴は、顧客とのやり取りを自動的に記録し、チーム全体で共有できる点にあります。これにより、営業チームはリードの進捗状況を把握しやすくなり、マーケティングチームはターゲットに合わせたキャンペーンを展開しやすくなります。また、カスタマーサービスチームは過去の対応履歴を参照しながら、迅速かつ的確なサポートを提供できます。

    さらに、HubSpot CRMはGmailやOutlook、Slack、Zoomなどの外部ツールとシームレスに連携可能で、業務の自動化や情報共有を促進します。これにより、チーム間の連携が強化され、顧客対応の質が向上します。

    無料プランでも、コンタクト管理、Eメールマーケティング、フォーム作成、レポート機能など、多くの機能を利用でき、必要に応じて有料プランへのアップグレードも可能です。

    3.Zoho CRM

    Zoho CRM

    出典:【公式】Zoho CRM - 選んでよかったCRM/SFAツール

    Zoho CRMは、世界25万社以上(※)に選ばれているクラウド型の顧客関係管理(CRM)および営業支援(SFA)ツールです。顧客情報の一元管理から営業プロセスの可視化、マーケティングオートメーションまで、幅広い機能を備えています。特に、見込み客の獲得から商談の進捗管理、受注後のフォローアップまでを一貫してサポートし、業務効率と売上向上を実現します。

    このツールの特徴は、直感的なユーザーインターフェースと高いカスタマイズ性にあります。ノーコード・ローコードでの設定変更が可能で、企業の業務フローに柔軟に対応します。また、AIアシスタントが搭載されており、商談の成功確率の予測や業務の自動化提案など、営業活動を支援します。

    さらに、Zoho CRMは他のZoho製品や外部ツールとの連携が容易で、メール、SNS、電話など複数のチャネルを統合した顧客対応が可能です。これにより、顧客との接点を一元管理し、迅速かつ的確な対応が実現します。

    ※2025年5月現在の情報です。

    【SFA】インサイドセールスツールおすすめ2選

    インサイドセールスを成功させるには、営業活動を効率化し、顧客との接点を継続的に管理できる仕組みが不可欠です。

    そこで注目されているのが、営業支援(SFA)ツールの活用です。中でも、日々の業務を自動化し、チーム全体の成果を底上げする機能を備えたツールは導入効果が高く、企業の成長を後押しします。ここでは、インサイドセールスに適したSFAツールを2つご紹介します。

    1.Sales Cloud

    Sales Cloud

    出典:AIを活用した営業ソフトウェア&ソリューション

    Sales Cloudは、営業活動の効率化と売上向上を支援するクラウド型の営業支援(SFA)・顧客関係管理(CRM)ツールです。顧客情報や商談データを一元管理し、営業プロセスの可視化と自動化を実現します。

    このツールの特徴は、営業チーム全体でリアルタイムに顧客情報を共有できる点にあります。これにより、情報の属人化を防ぎ、チーム全体の生産性向上につながります。また、AIを活用した売上予測機能により、過去のデータや現在の商談状況に基づいて、将来の売上を予測することが可能です。

    さらに、Sales Cloudはリード管理機能を備えており、見込み顧客の獲得から育成、商談への転換までを効率化します。Webサイトからの問い合わせやマーケティングキャンペーンで得た見込み顧客の情報を一元的に管理し、優先順位付けやフォローアップを自動化することで、営業活動の精度とスピードを向上させます。

    2.BALES CLOUD

    BALES CLOUD

    出典:BALES CLOUD(ベイルズクラウド)| インサイドセールスに最適なツール

    BALES CLOUD(ベイルズクラウド)は、スマートキャンプ株式会社が提供するインサイドセールス特化型のセールスエンゲージメントツールです。このツールは、電話やメール、タスク管理などの営業活動を一元化し、業務の効率化と成果の最大化を支援します。

    主な特徴として、ワンクリックでの電話発信やメール送信、AIによる自動メール文面生成、開封・クリック状況の自動通知など、営業活動を自動化・標準化する機能が充実しています。これにより、営業担当者は煩雑な作業から解放され、より戦略的な業務に集中することが可能となります。

    また、顧客情報の一元管理や活動履歴の可視化により、見込み顧客への最適なアプローチが実現できます。さらに、MiiTelやSalesforceなどの外部ツールとの連携も可能で、既存の業務フローに柔軟に対応します。

    インサイドセールスツールの選定ポイント

    インサイドセールスを支援するツールを選ぶ際は、見た目の機能や知名度だけでなく、自社の業務にどれだけフィットするかを軸に比較・検討する必要があります。ここでは、導入前に必ずチェックしておくべき重要な観点について解説します。

    自社の課題や目的に合致しているか

    インサイドセールスツールの選定で最も重要なのは、自社の業務課題や導入目的に合っているかどうかです。まずは現在の営業プロセスを整理し、どの部分で業務が滞っているのかを洗い出すことから始めましょう。

    例えば、リード情報の管理がスプレッドシートに頼っていて煩雑になっている場合や、営業担当者が顧客とのやりとりやアプローチの履歴を個別に管理していて社内で共有できていない場合など、現場で生じている具体的な問題点を明確にすることが重要です。こうした課題が明らかになれば、それを解決できる機能を持つツールかどうかを見極めやすくなります。

    コストと予算のバランスは適正か

    いくら高機能なツールであっても、予算を大きくオーバーするようでは導入後の運用が持続しません。また、搭載されている機能のうち実際に活用されるものが少ない場合、コストに対する投資対効果が薄れてしまいます。

    ツールを選ぶ際は、必要最低限の機能を備えており、それが自社の運用に十分対応できるかどうかを確認することが大切です。機能と価格のバランスが取れたツールを選ぶことで、無理のない運用が可能になります。

    他のシステムとの連携が可能か

    インサイドセールスツールは単体で使うものではなく、マーケティングやカスタマーサポートなど他の部門が使用するツールと連携することで、より高い効果を発揮します。

    すでにCRMやMAツールなどを導入している企業であれば、選定時にそれらとスムーズに連携できるかを必ず確認しましょう。APIの有無や連携実績のある外部ツールの種類などを事前に調べておくことで、システム間のデータ統合がスムーズに行え、部門間の連携強化にもつながります。

    操作性やサポート体制の有無はどうか

    導入しても実際に現場で使われなければ意味がありません。そのため、ツールの操作性が直感的であるかどうか、誰でも迷わずに使えるインターフェースが備わっているかは非常に重要です。

    また、導入後のトラブルや運用上の不明点に対応するためのサポート体制も見逃せません。特に日本語でのサポートが受けられるか、チャットや電話によるサポートはスピーディーに対応してくれるのかといった点は、導入前に必ずチェックしておくべきです。サポートが手厚いツールを選べば、社内にIT専門人材がいない企業でも安心して運用を開始できます。

    関連記事はこちらMAツール導入後の運用時の課題について解説!

    インサイドセールスツールは目的に合わせて賢く選ぼう

    インサイドセールスは、非対面で効率的に顧客へアプローチできる営業手法として注目されています。これを支えるのが、MA、CRM、SFAといった各種ツールです。これらは顧客情報の一元管理や営業活動の見える化、マーケティングとの連携を通じて、営業の生産性を大きく高めてくれます。

    導入の際には、自社の課題を明確にし、必要な機能を見極め、既存システムとの連携やサポート体制にも着目することが重要です。目的に合ったツール選定が、成果につながる営業体制構築の鍵となります。

    インサイドセールスをするなら「配配メールBridge」がおすすめ

    配配メールBridgeは、メールマーケティングサービス「配配メール」に新規開拓や商談獲得に役立つ機能を搭載したMAツールです。

    メール配信ツールからMAツールの架け橋としてご利用いただけ、MA導入の難易度にハードルを感じるものの、単なるメルマガの一斉配信から脱却したいという方にぴったりです。

    ステップメール、セグメント配信など基本機能はもちろんのこと、メールへの反応回数などから温度感の高い見込み客を可視化する「ホットリード抽出機能」や、メールの開封・クリック情報やWebサイトの特定ページを誰が訪問したかを通知する「来訪通知機能」により、ニーズが高まった見込み客に対して効率的に架電や追客メールを実施することができるようになります。

    企業リストダウンロード機能

    国内最大級の企業データベース「BIZMAPS」から質の高い企業リストをダウンロードできます。

    ターゲットを絞った企業リストにメールでアプローチすることで効率的な新規顧客開拓を実現します。

    企業リストダウンロードの詳細はこちら>

    活用事例はこちら商談獲得単価は従来の1/2に

    Web来訪通知機能

    Web来訪通知機能は、メール配信をきっかけとして指定したWEBページに顧客が来訪したタイミングで「誰が」来訪したかを通知する機能です。

    メールを読んでサイトに来訪した顧客は、自社のサービスや提供する情報に興味関心のある温度感の高い顧客です。アツイ顧客の来訪を検知して、架電やメール配信など個別のアプローチを行うことで、効果的な商談獲得が実現できます。

    「Web来訪通知機能」の詳細はこちら>

    ホットリード抽出機能

    ホットリード抽出機能は、配信リストの中で商談獲得しやすい見込み客を検索・抽出できる機能です。

    たとえば、「Webサイトの資料請求ページに今月来訪したお客様」や、「直近10回のメール配信で2回以上URLをクリックしたお客様」といった絞り込みが可能です。

    商談獲得特化型ツール
    配配メールBridge

    商談獲得に特化した「配配メールBridge」は、初心者でも簡単に新規顧客開拓を始められるMAプランです。

    シンプルな設定画面と専門知識不要の操作で、誰でもすぐに使い始められます。さらに、専任担当による無償の導入活用支援や、充実のアフターフォローで、安心してご導入いただけます。

    導入企業様の成功事例や改善要望を活かし、常にアップデートしていくことで、お客様の成果最大化に貢献いたします。

    この記事の執筆者

    大塚 陽生執筆者のXへのリンク
    株式会社ラクス
    ラクスクラウド企画部 オンラインプロモーション課
    執筆者のXへのリンク
    大塚 陽生

    広告代理店の営業&ウェブ広告の運用担当として6年間従事し、2019年4月ラクス入社。

    オンラインマーケティングチームに所属し広告運用や営業メールの運用を担当。

    メルラボでは、主に自身のメール配信実績をもとにした記事を作成。